【楽天】金曜日17連敗の屈辱…スクイズか強行策か勝敗を分けた6回の攻防

スポーツ報知
6回1死二、三塁、鈴木大地はスクイズ失敗(カメラ・頓所美代子)

◆パ・リーグ 楽天2―6ソフトバンク(16日・楽天生命パーク)

 楽天は涌井秀章投手が初回に柳田に3ランを被弾。序盤のリードを許したまま押し切られる形となった。3位浮上を逃し、金曜日の連敗は「17」に伸びた。

 石井一久監督は「出だしの3イニングは先発にとって難しいイニングになるんですけど、結果としてうちは結構苦しくなっているので、そこですよね」とベテランの投球を振り返った。

 逆転勝利へ、千載一遇のチャンスだった。2―3の6回。先頭の浅村が遊撃へのゴロを放つと一塁へ執念のヘッドスライディング。内野安打で出塁した。続く島内も一、二塁間をしぶとく破る安打で無死一、二塁とした。

 押せ押せムードが高まる中で辰己は犠打を成功させ、1死二、三塁。ここで打席には前の打席で右越え二塁打の鈴木大が入った。ベンチのサインはスクイズ。1ボールからの2球目に試みたが、打球はフライとなって無情にも嘉弥真のグラブに収まった。嘉弥真は三塁に送球。浅村は帰塁できずに併殺が完成し、球場全体からは大きなため息が漏れた。

 今季、鈴木大は送りバントを11度試みて9度成功(81・8%)していた一方で、走者を三塁に置いた状況では初めてのバントだった。仮に成功しても同点止まり。大地で一気に勝負をかけてほしかった。

 石井監督は「ソフトバンクの終盤の2、3イニングは(救援陣)が強くなるので、その前にタイゲームに戻すことがすごく大事な部分で、そうなった」と説明した。当然、指揮官の頭の中にも「強行策」はあったが「(バントかヒッティングか)どちらかしか選べない。それは究極の結果論になる」と冷静に受け止めた。

 このプレーがきっかけとなり潮目が変わった。7回表に宋が2死一、二塁からデスパイネに3ランを浴びた。痛恨の一発で差は4点に広がり勝負は決した。

 17日からは敵地でCSを争う3位西武との直接対決4連戦。指揮官は「勝たないといけない試合が続くので、下を向いている暇はない。選手もしっかりと前を向いて戦ってくれているのでチームとしてしっかり戦っていく」と胸の内を整理し、球場を後にした。

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