◆U18W杯 ▽スーパーラウンド 日本―韓国(15日、米フロリダ州ブラデントン、レコン・パーク=中野 雄太)
6点ビハインドの3回に日本野球のスピリットが詰まった一幕があった。
韓国の先頭打者が三ゴロを放ち、一塁へ全力疾走。渡部海内野手(智弁和歌山3年)の送球が本塁側にそれ、捕球を試みた一塁の伊藤櫂人内野手(大阪桐蔭3年)と交錯してしまった。
韓国選手は一塁ベースを駆け抜けた後にうずくまり、苦しそうな表情。すると一塁ベースコーチを務める鈴木斗偉内野手(山梨学院3年)がベンチを飛び出し、コールドスプレーを持って負傷した選手の元に向かった。この選手は途中交代となってしまったが、韓国チームの一塁ベースコーチは感謝の思いを表現していた。