【明日の金ロー】ヒロインを演じたキャメロン・ディアスのデビュー作にして代表作「マスク」

スポーツ報知
キャメロン・ディアスの初々しさがまぶしい「マスク」(C)New Line Productions, Inc.

 16日の金曜ロードショー(後9時)は、すっかりおなじみとなった視聴者からの「見たい!」に応える「金曜リクエストロードショー」。5月の「ショーシャンクの空に」以来となる今回は、3作品を放送する。第1弾は、ジム・キャリー(60)の出世作となった「マスク」(1994年、日本公開は95年)が登場する。

 人の良さだけが取りえの銀行員・スタンリー(キャリー)はある日、川に落ちていた不思議な木のマスクを拾う。着けた人の心に潜む欲望を引き出すそのマスクにより、スタンリーは超ハイテンションで女性ウケのいい男に変身。引っ込み思案の性格が解消され、一目惚れした銀行の客・ティナを口説くなどやりたい放題のスタンリーだったが、マスクの力を借りてある事件を起こしてしまったことで、街のギャングに狙われることとなり…。

 よくよく見れば支離滅裂、ツッコミどころ満載。それでも、マスクを着けたスタンリーのすがすがしいまでのハチャメチャぶりに、全て許せてしまうだろう。実写でありながらアニメのような演出は、最近のCGで完璧に描かれたものと比較すると“古さ”を感じるかもしれないが、それを新鮮と見る若い視聴者もいるはずだ。

 記者の世代にとっては、目が飛び出たりするところは「トムとジェリー」を思い出すだろう。走り出す前に両手と片足を上げてポーズを取るところも、個人的には好みだ。日本にも“ハイテンション・コメディー”は多々あるが、記者が好きになれないのは、どこか「恥ずかしさ」というか遠慮がある点。本作や70~80年代の香港映画のように、バカはとことんバカをやり切らないと楽しめない。

 前出の通り、本作はキャリーにとっての出世作ではあるが、同時にティナを演じたキャメロン・ディアス(50)の映画デビュー作。オーディションで役をつかみ、演技経験が初めてでの出演だった。16歳の時には、六本木で3か月間、モデルの仕事をしていたこともあったというディアスは、日本公開当時22歳。本作で彼女の存在を知り、言葉通り「心を奪われた」ことを思い出す。

 本作で世界中から注目されたディアスは、98年(日本は99年)に公開された「メリーに首ったけ」でスター女優としての地位を確立。その後も「チャーリーズ・エンジェル」、「シュレック」(声優)シリーズなど多くの作品に出演しているが、本作が「代表作」であると言っても過言ではない。個人的には、「メリー―」もいいけれど、同作の前年に公開されたダニー・ボイル監督のハリウッド進出第1弾「普通じゃない」が好きだったりします。(高柳 哲人)

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