重量挙げ 野球部主将の沼津商・鈴木琥珀、リハビリトレーニングで素質開花・・・栃木国体注目選手紹介

スポーツ報知
少年男子81キロ級の重量挙げ種目で国体に初出場する沼津商高の鈴木(学校提供)

 3年ぶり開催となる国体「いちご一会とちぎ国体」が来月1日に栃木県で開幕する。スポーツ報知では、出場する注目選手や話題の競技を紹介していく。第1回は、重量挙げ少年男子81キロ級に出場する沼津商高の鈴木琥珀(3年)。今夏まで野球部主将が、けがのリハビリを兼ねてトレーニングで取り入れていた重量挙げで素質を開花。「国体出場は人生を変えるきっかけになる」と健闘を誓った。

 ひたむきな努力が全国の扉を開けた。今夏まで野球部主将の鈴木が、野球とともに“二刀流”として挑戦していた重量挙げで初の全国切符を手にした。「なかなか出られる大会ではない。チャンスをくれた国体で、できる限り上を目指したい」と意気込んだ。

 高校入学と同時に野球部へ入部。だが、1年生の5月に悪夢が起きた。打撃練習中に左膝をひねり、前十字靱帯(じんたい)を断裂。1年以上も過酷なリハビリをすることになる。けがからの復活を目指し、トレーニングとして取り入れたメニューの一つが重量挙げだ。

 左膝も順調に回復し、重量挙げの素質も徐々に開花した。まじめな性格から、昨年の新チーム始動時に野球部の主将に指名される。昨冬にはウェートトレーニングのトレーナーに「(重量挙げで)国体に出てみないか」と背中を押され決断。今年5月から本格的に重量挙げに取り組み始めた。

 外野手でプレーした野球は7月20日に3回戦で敗退した。9日後の県予選では、クリーン&ジャークで95キロ、スナッチで75キロを記録。見事に国体の出場権を獲得し「マックスの記録を更新できた時が楽しい」と今では競技の魅力を語るほどどっぷりとはまっている。野球部の大久保匡人監督(41)は「努力のたまもの。専門種目ではないけど、今できる力を発揮して全国で楽しんでほしい」とエールを送った。

 小学1年時からは空手も続けている。「今までやってきた野球と空手が、一瞬で勝負が決まる重量挙げに役に立っている」と話し「新しい目標へ自分の力を全て出したい」と目を光らせた。(森智宏)

 ◆鈴木琥珀(すずき・こはく)2004年12月26日、沼津市生まれ。17歳。小学1年で空手を習い始め、小学6年から野球を始める。高校では野球部に所属しながら、今年5月から本格的に重量挙げに取り組み、7月の県予選で国体出場権を獲得。172センチ、77キロ。血液型O。家族は両親と兄。

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