J2仙台 短い準備期間でも垣間見えた伊藤彰新監督の方針…記者の目

スポーツ報知
試合後、選手をねぎらう仙台の伊藤彰監督(中央右)

◆明治安田生命J2リーグ▽第35節 大分1―0仙台(10日、昭和電ド)

 10日の敵地・大分戦に0―1で敗れ5連敗で5位に転落し、J1自動昇格は絶望的になったベガルタ仙台。伊藤彰新監督(49)のもと3日間の練習で試合を迎えたチームの現状を、担当の山崎賢人記者が「見た」。

 あまりにも準備期間が短すぎた。だが、就任時に「サイドにコンセプトをもって崩しの状況をつくり、切り替えが早くより攻撃的にできるようなチームを目指す」と方針を口にした監督のサッカーを垣間見ることもできた。

 一つは、最後尾からシンプルに相手の背後にロングボールを入れたこと。原崎監督体制では細かいパスをつなぎビルドアップしていた。MF気田亮真(25)も「立ち上がりは特に相手のウィングバックの背後を取りにいっていた」と明確な狙いもあった。しかし、前半の早い段階から多用したことで相手も対応。セカンドボールを拾えず、逆に攻撃の時間も短くなったこともあり修正が必要だ。

 もう一つは、守備でよりコンパクトに、チーム一丸でハイプレスを仕掛けて積極性を見せたこと。前半12分にはボール奪取から距離感よく4人がパスをつなぎシュートまで持っていった。FW中山仁斗(30)は「自分たちがアクションしてボールを奪いにいく守備はみんな意識をもって取り組めていた」と手応えもある。だが、相手のボール回しの質も高く、奪いきれない場面が続いた。より練度を上げてショートカウンターを仕掛けられるようになれば、今季好調だった時期の攻撃が復活するかもしれない。(山崎 賢人)

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