TDKが投手力で2年連続11度目の選手権切符…守護神・木場涼佑が好投

スポーツ報知
2年連続11度目の出場を決めたTDKの選手たち

◆ 社会人野球 日本選手権 東北地区最終予選 最終日▽決勝 日本製紙石巻0-3TDK(11日・仙台市民)

 決勝でTDK(秋田)が日本製紙石巻(宮城)に3―0で勝ち、2年連続11度目の日本選手権(10月30日開幕、京セラドーム大阪)出場を決めた。この日も2番手で投げ、今大会全試合に登板して無失点の木場涼佑投手(27)=ノースアジア大=をはじめ、投手陣が3戦で計2失点と力投。強打が売りのチームが、バッテリーを中心とした粘り強い守備で勝ち上がった。

 強打ではなく好投で、TDKが全国大会切符をつかんだ。日本製紙石巻に競り勝ち、2年連続の日本選手権出場。佐藤康典監督(52)は「投手陣の頑張りが優勝につながりましたね」と、大会を通じて力投をみせた投手陣に対して賛辞を惜しまなかった。

 1回戦・きらやか銀行戦は3―1、準決勝・七十七銀行戦は4―1、そしてこの一戦は2投手の継投で3―0完封。全3試合でわずか2失点に抑えた。1回戦に続き先発した鈴木大貴投手(25)=流通経大=が、7回1/3を投げて7安打も要所を抑えて無失点。後を締めた木場は全3試合でマウンドに上がり、計6回2/3を投げて防御率0・00と“守護神”の働きを見せた。

 大事な場面での登板が多かった木場だが、「いつも通り(失点)ゼロに抑えるイメージを持って投げられた」。女房役の奥村幸太捕手(24)=神奈川大=の助言で、昨年ツーシームを習得。「今までは力任せに投げている感じだったけど投球の幅ができた」と成長につなげた。大会MVPは鈴木が受賞したが、指揮官は「木場がMVPでもいいくらい。頼もしいです」と高く評価。打線も全3戦で安打数こそ相手を下回ったが、勝負強い打撃で投手陣の頑張りに応えた。

 これで20年都市対抗から5大会連続で全国大会出場。7月の都市対抗は16年ぶりに準々決勝まで進んだ。しかし「8強止まりだった、という印象が強い」と話した佐藤監督は、「(4強入りという)忘れ物を日本選手権で取りにいきたい」と力強く宣言。木場は「リズムよく3人で抑えてチームに流れを持ってこられるように」と意気込みを語った。全国舞台でも強打と好投がかみ合い、勝利をつかみにいく。(有吉 広紀)

 〇…7番・山田利輝左翼手(23)=富士大=が2回2死二塁から左翼線へ先制の適時二塁打。「1回に守備でミス(飛球を見失って二塁打に)してしまったので取り返そうと思っていた。結果が出て良かった」と安どの表情をみせた。今夏の甲子園で東北勢初優勝を果たした仙台育英出身。甲子園でも活躍した同校2年の弟・脩也は今秋から主将を務める。弟に負けじと全国大会でも快音を連発する。

 ◆表彰選手 ▽最高殊勲選手 鈴木大貴(TDK)▽敢闘 橋本優哉(日本製紙石巻)▽首位打者 橋本 8割1分8厘

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