静岡学園が広島ユースとドロー…FW寺裏剣が同点弾

スポーツ報知
ドリブルで攻め込む静岡学園FW寺裏剣(中央)

◆サッカー 高円宮杯U―18プレミアリーグ▽第14節【WEST】 静岡学園 1―1広島ユース(11日・フジスパーク)

 静岡学園は広島ユースと1―1で引き分けた。前半5分にセットプレーから失点。その後は優勢に試合を進めながらゴールを奪えなかったが、途中出場のFW寺裏剣(つるぎ、3年)が後半42分に同点弾。今季初の連敗を阻止し、V争いに踏みとどまった。

 後半14分にピッチに立った背番号11が輝いた。得意のドリブルで何度も突破を図ると、敗色濃厚の42分に左サイドから仕掛ける。DF陣の隙間を縫ってゴール前へ入り込み、「ゴールが見えた」と値千金の一撃だ。

 今季はずっと左サイドハーフでレギュラーを務めてきたが、前節(4日)の鳥栖戦はFWで先発。「動き方が難しい」と精彩を欠き、前半で交代していた。悔しさを胸に「今週は自分を追い込んで練習しました」。6得点はMF高橋隆大(3年)と並ぶチームトップタイ。「スタメンを外す薬が効いたかな」と川口修監督(49)も活躍を喜んだ。

 夏休みのリーグ中断期間に新戦力も成長。途中出場の大橋奏汰(3年)が左サイド、福地瑠伊(2年)がボランチで存在感を見せた。寺裏も「FWに慣れてきました。次も点を取りたい」と意欲。首位の鳥栖に0―4で大敗した前節から、静学が巻き返していく。

(里見 祐司)

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