◆ニエル賞・仏G2(9月11日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)
今年の日本ダービー馬で、武豊騎手が騎乗したドウデュース(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)は、3歳馬7頭による凱旋門賞の前哨戦で4着に敗れた。1着は地元のシムカミル(牡)で、勝ち時計は2分32秒81。日本馬としては同じダービー馬のキズナ(13年)、マカヒキ(16年)に続く3勝目はならなかった。
大外7番枠から好スタートを決めたドウデュースは道中、最後方を追走。直線で外から追撃したが、伸びを欠いて4着にとどまった。友道調教師はレース後、「結構、下(馬場)を気にしているようなところもあった。勝つことはできなかったけど、凱旋門賞に向けていい経験はできた」と前を向いた。日本競馬界の悲願である凱旋門賞制覇に向け、ここからさらにピッチを上げる。