【侍女子】マドンナジャパンで世界一に…縦じまユニホームにかけるそれぞれの思い

スポーツ報知
Baseball5の日本代表だけでなく、マドンナジャパンへの復帰をアピールした西武ライオンズレディース・田中美羽(カメラ・軍司 敦史)

 侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」のトライアウトが11日、前日に続いて埼玉県内で行われ、事前に選抜された40人が紅白戦を行った。

 2024年開催予定の女子野球W杯の予選を兼ねた第3回BFA女子野球アジア杯が、開催地と日程いずれも未定なものの近く行われることを見越して結成される新チーム。中島梨紗監督は、「レベルが高いのは分かっていましたが、本当に力が近寄っていて非常に選考が難しいです。こちらが求めていることをやってくれる選手、女子野球の未来を作っていく覚悟を持った選手を選んでいきたい」と2日間の実技トライアウトを振り返った。

 今回のトライアウトでは、8月にマレーシアで行われた5人制インドア野球の新競技・Baseball5のアジア杯で準優勝し、11月にメキシコで行われる「第1回WBSC Baseball5W杯」の出場権を獲得した日本代表メンバーの田中美羽(西武ライオンズレディース)も、マドンナジャパン復帰に向けてアピールした。18年の女子野球W杯(米国)にマドンナジャパンメンバーとして6連覇に貢献したものの、20年W杯代表の選考には選ばれず涙をのんだ。この時はケガなどで準備不足だったと振り返る田中美は「私にとって代表は野球への火を付けてくれるもの。小さい頃は(夢の)代表になれたら野球を辞めようと思っていたけれど、もっとうまくなりたいと思える場所と分かった」と、今回は自慢の足と内外野できるユーティリティー性をアピール。紅白戦ではセーフティーバントも成功させた。「代表はいつも目標にしている舞台なので、気持ちを出しつつ刺激をもらえた2日間でした。Baseball5代表だけでなく、女子野球の代表もしっかり勝ち取りたい」と意欲をみせた。

 代表復帰にかけるのは、清水美佑(西武ライオンズレディース)も同じ。16年に高校生ながらW杯メンバーに選出、18年大会にも出場したが、田中美と同様に20年メンバーから外れた。代表の肩書がなくなることで無名に近い存在に戻ったことを実感し、改めてその存在の大きさに気づいたという。「今は選ばれていない状態ですが、私の目標は選ばれるだけでなく、大会で活躍し必要とされる存在になること。今日の紅白戦は点を取られましたが今できる最大限のことはできた」と自信をみせた。

 憧れの代表へ4度目の挑戦をしたのは田中亜里沙(阪神タイガースWomen)。福知山成美高時代の14年から挑戦しているが、最終候補に残るものの代表ユニホームに袖を通すことがかなえていない。大体大時代の18年は選考での紅白戦で顔面に打球を当て負傷、悔し涙を流しながら病院に運ばれた。「振り返ると泣きそうなくらい(悔しい思いばかり)なんですけれど。高校の時は年下でしょうがないと思いましたが、その後は悔しかったですね」。今ではタイガースの一員として、先日行われた全国クラブ選手権優勝に貢献したが、それでも代表入りにこだわるのは「一番トップレベルの人と野球ができるところだから。どれだけ(国内の)大会で結果を出していても、代表ユニホームを着るのは自信になると思っています」。この日の紅白戦2試合では無安打とアピールできなかったが「ここを目標に野球もメンタル面も強化してやってきたつもり。まだまだだなと思い続けています」と語った。

 アジア杯の登録メンバーは半分の20人。中島監督は、アジア杯開催状況をみながらメンバーを絞り込んでいきたいとしている。

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