TBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時)は11日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の元理事・高橋治之容疑者(78)を巡る汚職事件で6日にスポンサー企業の出版大手KADOKAWAの専務取締役を務めていた芳原世幸容疑者(64)ら2人が新たに逮捕、高橋容疑者が再逮捕されたことを報じた。
また、東京地検特捜部が大会組織委員会の森喜朗元会長から任意で事情聴取、7日に大会スポンサーだった駐車場サービス「パーク24」の本社(東京都品川区)を家宅捜索し、幹部らの任意聴取を始めた事なども伝えた。
今回の事件をコメンテーターでBS―TBS「報道1930」のキャスターを務める松原耕二氏は「どこまで立件されるか、まだはっきりしませんけど、ずっと見ているとコロナ禍であれだけ反対も多かったなかで何のためのオリンピックだったんだろうと思ってしまいます」と指摘した。
さらに「スポンサーの選定過程でこれだけ巨額のお金が動き、そして組織委員会の委員長だった森さんの名前も出ているわけです。その前の招致の段階では、これも裏金が動いていたんじゃないかとフランスの当局が調べている。そう考えると選手たちの純粋な重いとは裏腹に招致から選定までもしかしたら金まみれだったんじゃないか。そんな疑惑も出てくる」とコメントしていた。