J2仙台、伊藤彰監督初陣飾れず 5連敗、5位転落、2位との勝ち点差は13、残り7試合 J1自動昇格絶望的

スポーツ報知
前半、ビッグセーブでチームを救う仙台GK小畑(中央奥)

◆明治安田生命J2リーグ▽第35節 大分1―0仙台(10日、昭和電ド)

 伊藤彰監督(49)のもと再始動した4位ベガルタ仙台は敵地で6位の大分と対戦し0―1で敗れ、5連敗となった。防戦一方の展開で耐えていたが後半23分に失点した。順位は5位に落ち、2位の横浜FCとの勝ち点差は13に開きJ1自動昇格が絶望的となった。

 伊藤監督の初采配で勝利を狙った仙台だったが就任から5日では劇的に変えることは難しかった。前半から終始押される展開。いままでにはなかった守備の堅さを見せていたが後半23分に決勝弾を奪われた。伊藤監督は「何本か裏を取りながらチャレンジしましたが、途中からボールを持たれたところで引きすぎてしまった。ここ数試合こういう場面が多かったので改善しないといけない」と話した。

 GK小畑裕馬(20)が何度も好守を見せたが勝利は遠かった。後半23分、何本上げられたか分からない右クロスからゴール正面でヘディングを許した。前半からビッグセーブを連発してきたGK小畑が反応したが、止めきれず、ゴール左に押し込まれた。

 想像以上に厳しい展開だった。前半序盤こそ最前線から最終ラインまで非常にコンパクトになり、大分のビルドアップを自由にさせなかった。だが、同20分以降は中盤のスペースをうまく使われ、サイドも中央もフリーに。ゾーンでブロックを引く守備ではマークを付ききれずに簡単にパスをつながれ、何本もシュートを浴びた。

 攻撃では以前より状況に応じてボールを保持した組み立てや、最後方から両ウィングやFW中山にめがけてロングボールを入れるなど変化も見られた。とりわけビルドアップではボランチを一枚下げず、GK小畑とCB2人でパス交換。前半に1度だけハイプレスに引っかかったが以前よりも中盤に人が多くなり、前線に向かうまで厚みが出た。だが、防戦一方になってからは全く攻められず、得点の匂いは何もなかった。

 泥沼の5連敗で5位に転落し、プレーオフ圏外の7位長崎とも勝ち点4差に詰まっている。流れの中からゴールを奪えないチームに指揮官は「ボールを握ってゴールを目指す推進力が足りない。もう少し出せるようにしていきたい」と次節の栃木戦(14日、カンセキ)に向け立て直しを図る。

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