将棋新四段に17歳・藤本渚三段と25歳・齊藤裕也三段 齊藤は藤井聡太竜王に続き杉本門下2人目のプロ棋士 

スポーツ報知
四段昇段を決めた藤本渚三段(左)と齊藤裕也三段

 将棋の棋士養成機関「奨励会」の第71回三段リーグ最終節の対局が10日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、13勝5敗の藤本渚(なぎさ)三段(17)と齊藤裕也三段(25)が四段(棋士)昇段を果たした。10月1日付で正式に昇段する。

 最終対局を残して12勝5敗で5人が並んだし烈なリーグ戦。杉本昌隆門下の齊藤は三段リーグを1期で抜けた。「実は結構うれしいです」とはにかんだ。藤井聡太竜王(20)に続き、同門下からは2人目のプロ棋士。奨励会入りは藤井より3か月早い12年6月と遅咲きの齊藤は「入会したときから(藤井は)自分より強いのは分かっていたので、彼は彼、自分は自分で頑張ろうと思っていた」と話す。

 振り飛車党の序盤型で先手番が得意。尊敬する棋士は木村一基九段。趣味は「ポケモンの対戦実況を観ること」。「ポケモン対戦もうまい人は勝つだけの何かがあって、将棋にも生きたところがある」と強く語った。

 師匠の杉本はこの日、白玲戦七番勝負第3局に帯同しているため、多忙。囲み取材中は「まだメールが返ってきていない」としていたが、取材後、スマホを確認すると「おめでとう」と返信が入っていた。

 藤本は現在、現役最年少棋士である伊藤匠五段(19)よりも若く、高校2年生の現役最年少棋士に。「若さを意識はしていない。プロとして胸を張れるだけの実力があると思えないので、若い点、時間を生かしてじっくり勉強し、強い棋士になれるように」

 師匠は井上慶太九段。昇段が決まり、連絡をすると「よかったなあ。上がれたけど、これで終わりじゃなくてこれがスタートラインだから次頑張ってください」と声をかけられたという。居飛車党で得意戦法は相掛かり。尊敬する棋士は羽生善治。

 将棋以外に好きなものは父の影響だという「Mr.Children」で、最近よく聴いているのは「天頂バス」。(瀬戸 花音)

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