横浜FM、福岡戦と札幌戦でDeNAとのコラボユニホーム再着用「お互いのチームにとって縁起が良く…」

10日の福岡戦、18日の札幌戦でスペシャルユニホームの再着用が決定した横浜FM(横浜F・マリノス提供)
10日の福岡戦、18日の札幌戦でスペシャルユニホームの再着用が決定した横浜FM(横浜F・マリノス提供)
18日の札幌戦に来場するマスコットキャラクターのDB.スターマン(右)とDB.キララ(横浜DeNAベイスターズ提供)
18日の札幌戦に来場するマスコットキャラクターのDB.スターマン(右)とDB.キララ(横浜DeNAベイスターズ提供)

 横浜FMは9月10日の福岡戦、18日の札幌戦(いずれも日産スタジアム)で「I☆YOKOHAMA SERIES」スペシャルユニホームを着用する。6月25日に開催された柏戦でも、プロ野球球団横浜DeNAベイスターズと共同制作したスペシャルユニホームを着用。4―0と勝利した。同じく6月28~30日にスペシャルユニホームを着用したDeNAもサヨナラ勝利含め3戦全勝を記録。球団名を冠して30周年を迎えるDeNA、クラブ創設30周年を迎える横浜FMがタッグを組んでできた一枚は、両チームともに縁起の良いユニホームとなり、シーズン終盤戦での再着用が決定した。

 また、18日の札幌戦ではDeNAのマスコットキャラクター「DB.スターマン」と「DB.キララ」、オフィシャルパフォーマンスチームの「diana(ディアーナ)」が来場予定。今シーズンから登場した、人気急上昇中の横浜FMのマスコットキャラクター「マリン」との共演も話題を呼ぶはずだ。

 マーケティング&コミュニケーション部の永井紘さんは「お互いのチームにとって縁起が良くて、また着用する運びになりました。ベイスターズさんも着用してくださります。マスコットキャラクター来場は、6月はかないませんでしたが、今回はビジターゲームの日だったこともあり、一緒に働いている仲間が実現にこぎつけてくれました」と明かした。

 「横浜の街を盛り上げたい」との思いが込められた今回のコラボイベント。J1では横浜FMが混戦模様の優勝争いに加わり、DeNAも首位・ヤクルトを猛追。カテゴリーを変えれば、J2では横浜FCがJ2優勝を目指し首位を走っている(7日現在)。「ライバルという側面がありつつ、スポーツ全体で見ると、横浜のチームが横浜という街で少しでも話題になることはすごくいいこと。カテゴリーや競技は違うけど、横浜のチームが頑張っているところを見るのは、一横浜市民としてもうれしいですし、スポーツの記事が少しでも大きく出ているのを見たりすると幸せな気持ちになりますね」

 サッカー少年だった永井さん自身も、小学生の頃はサッカー経験者の父親に連れられ、中高生の時は部活動の仲間と横浜FMの試合を観戦。98年のDeNAセ・リーグ優勝時には「地元のスーパーでセールが行われたり、ベイスターズさんの話を聞くことがとにかく多かった。優勝すると普段接しない人にも届くんだなと、体感として持っています」と記憶に残るほどの熱気を感じた。

 大学卒業後、スポーツビジネスの世界に入り、試合運営など様々な業務を経験し、クラブに貢献してきた。試合日によく行う“市場調査”で、印象的だった出来事がある。一昨年のことだ。 「たまたま三ツ沢での試合に気になる高校生の2人組がいて、F・マリノスのグッズを身につけていなかったけど、話を聞いたら『初めて来た』と言ってくれたんです。『なんで来たの?』と聞いたらウイニングイレブンといったテレビゲームでサッカーをやっていて、『実際の試合を観に行こう』と思って一番近い会場に来たみたいで。こういうルートもあるんだと、驚きました。私たち、横浜F・マリノスにはホームタウンチーム、eスポーツのチームだとか、いろんな部署で仕事をする人がいますが、どこにF・マリノスを好きになってもらうポイントがどこにあるのかわからないというか、幅広いなとその時に感じました。どうしてファン・サポーターの方がはまったのか、ある程度の仮説は持っているけど、仮説通りの人は少ない。だからこそいろんなことをちりばめて何かのきっかけになれば、という想いはあります」

 試合前にセンターサークルバナーを運ぶ体験をして、ピッチから見上げるナイターゲームの演出に心を動かされ、年間チケットを購入するようになった人もいたという。「僕らにとっては毎試合やってるイベントの一つではあるけど、ファンになってもらう取っかかりの一つになり得ると考えたら、まだまだやれることはたくさんある」

 そう語る永井さんの顔は、実に充実感にあふれていた。同時に、「スポーツビジネスの面白さが一人でも多くの人に伝わってほしい。それは新卒で入る方でもいいし、いろんな人にこの業界に入ってもらって、固定概念を崩してもらい、よりスポーツ業界のレベル全体が上がるといいなと。僕自身そこは目指すところでもあります」と業界全体への今後の期待も口にする。

 チームにとって9月の5連戦は正念場。優勝争いに向けて負けられない戦いが続く。事業部門としても、シーズンの締めくくりへ様々な準備が必要な期間に突入している。

 「チーム状況もいろんなパターンを想定して、その中でもビジネスとして機会損失をしないように、幅を持たせながら仕事をしています。難しさはあるけど、そういう(優勝争いができる)状況にいられること自体がすごく光栄。ただ事業部門のチームの中でも、もちろんお互いが浮つかないような雰囲気を作り合っていて、地に足つけた状態でやるべき仕事ができていると思います」

 「I☆YOKOHAMA SERIES」を銘打った2試合では、うちわ(福岡戦)やステッカー(札幌戦)も配布予定。一人でも多くの人にスタジアムに足を運んでほしいと、願いを込めて―。

 「この2試合が今シーズンスペシャルユニホームを着る最後の試合です。9月のホームゲームは声出し応援ができますし、クラブとしても正念場ではあると思うので、たくさんの声を力に変えて、チームに後押しができるように。そのお手伝いが事業部の立場から少しでもできるように、自分たちも頑張っていきたい」

10日の福岡戦、18日の札幌戦でスペシャルユニホームの再着用が決定した横浜FM(横浜F・マリノス提供)
18日の札幌戦に来場するマスコットキャラクターのDB.スターマン(右)とDB.キララ(横浜DeNAベイスターズ提供)
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