藤井聡太王位3連覇でタイトル獲得数通算10期「獲得数自体は意識していることではない」一問一答

スポーツ報知
王位V3を達成し、会見に臨む藤井聡太王位

 将棋の第63期王位戦七番勝負第5局2日目が6日、静岡県牧之原市の「平田寺(へいでんじ)」で前日から指し継がれ、藤井聡太王位=竜王、叡王、王将、棋聖=が先手の豊島将之九段を128手で破り、4勝1敗で王位3連覇を果たした。以下は終局後の記者会見のやり取り。

 ―3連覇達成だ

 「対局が終わったばかりで、結果よりも対局のことを振り返っているという感じではあるんですけど、今期の王位戦も難しい将棋ばかりだったので、その中で何とか結果を出すことができたのはよかったかなと思っています」

 ―前期と同じ豊島九段の挑戦を受けて、1局目に敗れてから4連勝と同じ展開だったが

 「今シーズンすべて角換わりだったんですけど、第1局、第2局と定跡型の進行で、かなり早い段階で終盤になる将棋だったんですが、第1局はその中でうまくバランスを取ることができなかったと思います。3局目以降は中盤からねじり合いになる展開になって、考えていても、ちょっとよくわからない局面が多かったので、その判断の精度を高めて行かなくてはいけないのかなと」

 ―一番印象に残った対局は

 「まずは第1局。かなり攻め込まれる展開で、いったん受け止められもしたんですけど、その局面がとても難しいという、非常に判断が難しい将棋だったのかなと思います。本局もそうです。早い段階からなんか見慣れない形になって、指し手の方針であったり、形成判断というのは非常に難しい将棋だったかなと」

 ―これでタイトル獲得数が通算10期。過去には8人しかおらず、しかも史上最年少で初タイトル獲得から最短での獲得

 「獲得数自体は意識していることではないので。来月から竜王戦などもあるので、どの対局も良い状態で、意識してやっていけたら」 ―今回、5局連続で角換わり。思惑はあったのか

 「これまでも自分のタイトル戦だと角換わり、相掛かりが多かったですが、豊島九段とテーマとする局面が、ある程度重なっていたところはあったのかなというふうには感じています」

 ―今シリーズを制したのは、どこがよかったのか

 「今期の第1局は豊島九段の深い研究にこちらがついて行くことができなかったので、2局目以降、対局に集中することが一番大事ですけど、その上でやっぱり準備をしっかり意識してやっていかなくてはいけないのかなというふうに思って取り組んでいました」

 ―竜王戦へ、どのように生かしていきたいか

 「王位戦と竜王戦は同じ持ち時間なので、今回で感じた課題を修正して臨めたら」

 ―今までの持ち時間を多く使われた印象だったが、今回は特に2~4局は相手の方が持ち時間を使っていた

 「王位戦は持ち時間が長いので、特に決断良く指そうという意識はなかったんですけど、ただ第1局では消費時間の差が途中、大きくなってしまったので、そういう展開になってしまうと少し厳しい。相手との時間差は意識しようかなって思っていました」

 ―春ごろは対局が少ない時期も。対局が増えていくにつれて、白星を重ねていった印象もあるが

 「棋聖戦第1局(6月)辺りは内容的にも、あまりうまくいっていないなという感じではあったんですけど、その後、対局を重ねていくうちに、少しずついい状態で臨めるようになってきたのかなというふうには感じています。今年だと3、4月に対局が少ない時期があって。その間にあまり、いい状態を作れなかったところもあった。対局のペース自体はこちらでは選べないので、その調整というのが、今後の課題なのかなと思っています」

将棋・囲碁

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×