【こちら日高支局です・古谷剛彦】来年は夏競馬をもっと自由に観戦できることを願う

スポーツ報知

 夏競馬の終了とともに、約3か月間続いたJRA北海道シリーズが終了した。7月23日から9月4日まで、7週にわたって熱戦が繰り広げられた札幌競馬の売上総額は、1224億7059万200円(前年比125.54%)と、1000億の大台を突破した。8月21日に行われた、夏競馬最大の注目レース「札幌記念」が、97億5881万3300円(前年比126.39%)と盛り上がりを見せたことに加え、3年ぶりにWASJが開催された。道都・札幌という立地の良さから、当日現金入場(札幌記念当日を除く)が可能となった効果も含め、競馬場全体がにぎわいを見せた。

 2回函館開催から、ビギナーズセミナーも復活した。馬券の種類や買い方、競馬新聞の読み方などを約30分、講義形式で行うもの。講師の一人として、函館と札幌で参加させていただいたが、インターネットによる事前予約の入場が基本である点から、コロナ禍以前ほど初心者の方が来場されるのかどうか、半信半疑な面は正直あった。しかし、蓋を開けてみれば、事前予約しか入場できなかった札幌記念当日が、ビギナーズセミナーの受講者が圧倒的に多かったという状況。これには、関係者も予期せぬ驚きを見せた。コロナ禍で、競馬をテレビで観る機会が増えたという人も少なくない。テレビを観ない世代が増えたとはいえ、地方都市では今もなお、家に帰ればテレビをつける慣習はある。その状況が、札幌の入場者数の多さにつながったと感じる。

 函館開催は、「函館記念」が80億円を超える売上を誇った。6週間のトータルで、876億7869万9600円の売得成績だった。昨年のJRA北海道シリーズは、札幌→函館→札幌の変則日程だったこともあり、競馬場での売上比較は難しい面はあるが、JRA北海道シリーズで考えれば、2101億4928万9800円(前年比103.61%)と前年を約73億円上回った。

 個人的にも、久しぶりに札幌競馬をライブ観戦できた。ファンファーレが鳴り響き、観客の拍手でレースを迎え入れる独特の雰囲気は、やはりライブが良い。来年は、もっと自由に、夏競馬を観戦できる空間になっていることを切に願う。(競馬ライター)

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