ガールズケイリン106期生で、東京五輪自転車競技日本代表の小林優香(28)=福岡=が4日、ナショナルチームを引退することを自身のSNSで発表した。
小林は自転車トラック種目の女子ケイリン日本代表。東京五輪では結果を残せず去就を注目されながら、2024年パリ五輪を目指すことを宣言。トレーニングや大会出場を続けていたが、5月のカナダ遠征で落車。その後、ケガの回復が思わしくなく、7月玉野のガールズケイリンフェスティバルを途中欠場すると、8月西武園オールスター「ガールズドリームレース」も欠場していた。その後の検査で仙骨の骨折、仙腸関節炎、椎間関節炎などが判明。その結果、ナショナルチームでの高度なトレーニングが不可能と診断され、自身もナショナルチームを引退することを決断した。
「私自身も応援して頂いた方々にも不本意な結果になり心苦しいのが本音です。今は競輪選手として復帰に向けてトレーニングしています。これからは競輪選手としての小林優香をぜひ応援してください」とコメントした。
小林は2014年岸和田でデビューすると、翌15年京王閣のガールズグランプリで優勝し、初の女王に輝いた。競技では集大成で挑んだ東京五輪でメダル獲得はならなかったが、ナショナルチームで7年間活躍した。