楽天・岸孝之投手(37)が1日、“魔の金曜日”に終止符を打つ覚悟を示した。5月13日の西武戦(ベルーナD)から始まった金曜の連敗は15まで伸びた。自身も3連敗中と波に乗れていない現状にある。
2日の日本ハム戦(楽天生命)に向けてキャッチボールや短距離ダッシュなどで最終調整した右腕は「チームとしても負けたくないですし、取りたい気持ちは強いですけど、相手も一番いい投手がくるので、そこで投手が最少失点で試合をつくれるかだと思う。それができればチャンスは全然あると思う」とファイティングポーズは崩さない。
8月28日のロッテ戦(ZOZO)では早川が5回8失点。30日のオリックス戦(楽天生命)では則本が4回2失点で降板。31日の同カードでは辛島が4回途中6失点で降板、先発が試合をつくれない状況が続く。石井監督も「先発は中6日で調整してもらっている部分でいえば、物足りないですよね。リリーフは中何日とかないので、みんなで回して試合をつくろうと頑張ってくれているので」と指摘。指揮官の要望にベテランらしい粘りで応えたいところだ。
オフに自主トレを行った藤平が8月21日のロッテ戦(楽天生命)で1434日ぶりの勝利。「うれしいですよ。刺激になるような年齢差ではないので、そういう感情はないですけど」と冗談交じりに笑みをこぼした。チーム投手陣最年長の38歳。負の連鎖を断ち切り、後輩にかっこいい姿を見せる。