◆JERAセ・リーグ 阪神1―0広島(30日・甲子園)
広島が、Aクラスを争う3位・阪神との直接対決3連戦初戦で痛恨の一発に泣いた。両軍無得点で迎えた8回に登板した3番手・ターリーが、2死無走者から大山に決勝ソロを被弾。3ボールからの4球目を左翼席に運ばれた。佐々岡監督は「一発は絶対に避けないといけない。慎重にいってほしかった」と助っ人左腕に厳しい言葉を向けた。青柳対策で1~7番まで左打者を並べた打線も不発に終わり、今季12度目の零封負け。阪神とのゲーム差は2・5となった。佐々岡監督の試合後の主な談話は以下。
―8回に登板したターリーが、大山に3ボールから決勝ソロを浴びた
「一発を避けないといけないのは当然。3ボールにしたというところ。一発は絶対に避けないといけない。慎重にいってほしかった」
―先発の森下はピンチをしのいで6回無失点
「ピッチャーはよく頑張っていた。今日は打線でしょう」
―今季初対戦の青柳に1~7番まで左打者を並べた
「(青柳は)今年、本当に真っすぐで空振りを取れるというところで、防御率1点台。だから、なかなか右(打者)というのは厳しいという判断の中で左を並べた。そういう策を取ったけど、さすにというところ」
―森下は雨中の難しい状況で踏ん張った
「コンディションが悪い中でしっかり試合を作ってくれた。打線が何とかというところだけ」
―発熱離脱から復帰して出場選手登録された秋山翔吾に出番がなかった
「いいところで(代打)とは考えていたけど、そういうところで回らなかった」