【巨人】井上温大、プロ初勝利へ31日先発…強力ヤクルト打線に挑む「チームの勝利に貢献できるように」

スポーツ報知
桑田真澄投手チーフコーチ(右)と話をする井上温大(カメラ・中島 傑)

 巨人の3年目左腕・井上温大投手(21)が、プロ初勝利を目指して31日のヤクルト戦(京セラD)に先発する。

 プロ初先発となった前回24日の中日戦(東京D)では最速148キロを計測し、4回1/3で92球を投げて8安打3失点(自責1)。初黒星を喫したが、力強い直球と鋭く変化するスライダーを武器に7三振を奪った。4番・村上を筆頭に強打のヤクルト打線とは初対戦となるが、若さと勢いでぶつかっていく。

 この日は、京セラDで短距離ダッシュなどを行って最終調整。初先発時は試合前の時間配分が分からず、キャッチボールもままならないまま登板。初回に3連打を浴び、味方の失策で2点を失っただけに「立ち上がりから自分のボールを投げられるようにしっかりと準備をして、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」。苦い経験を糧にして初勝利につなげる。

 ◆宮本和知氏「直球を四隅に投げられれば」

 宮本和知氏(スポーツ報知評論家)「前回は野手のミスもあったけど、井上は投げるたびに成長していて良くなっているよ。真っすぐは去年より4、5キロ速くなっているし、一番の武器の真っすぐを四隅に投げられれば、いい投球ができると思う。

 村上が4番に座る打線は強力だけど、今後対戦していく上で真っ向勝負でどこまで通用するか―という気持ちで向かっていってほしい。若いんだから、コンビネーションどうこうより、真っすぐでどんどん勝負していくこと。結果を欲しがらず、次につながる投球を見せてほしいね」(スポーツ報知評論家・宮本和知)

巨人

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年