【こちら日高支局です・古谷剛彦】サマーセール、上場頭数減でも売却額レコード

スポーツ報知
最高額の3800万円で落札されたファーゴ2021

 先週に続き、中日となった24日以降のサマーセール(サラブレッド1歳)を振り返る。24日は、グランド牧場や岡田スタッドなど注目度の高い上場馬がラインアップされ、比較展示の時から「今日はレベルが高い」と話す購買関係者が多かった。244頭が上場され、194頭が落札。売却額は14億2790万円(以下すべて税別)、売却率は79・51%と、5日間を通してどちらも最も良い数字を記録した。平均価格を見ても、5日間で唯一700万円を超え(736万309円)、活気ある一日だった。

 この日の最高額はファーゴ2021(牡、父マインドユアビスケッツ)の3800万円で、松本好雄氏が落札。19年のシンザン記念を制したヴァルディゼールの半弟で、母自身も中央3勝の実績を誇る。マインドユアビスケッツは初年度産駒が中央で4頭、地方で5頭が勝ち上がり、29日現在でファーストシーズンサイアー総合で2位(首位はサトノクラウン)と健闘している。

 25日は247頭が上場され、189頭が落札。売却額は12億5480万円、売却率は76・52%だった。3日目をピークに少しずつ数字は減少傾向となったが、競りは午後6時40分まで続くなど、活発な競り合いは少なくなかった。この日の最高額は、アイライン2021(牡、父ヘニーヒューズ)の2900万円で、了徳寺健二ホールディングス(株)が落札した。

 最終日となる26日は最も上場頭数が少ない238頭のうち、178頭が落札。売却額は11億4070万円、売却率は74・79%と最も低い数字だった。この日の最高額は2200万円で2頭。ジュデッカ2021(牡、父エピファネイア)は古賀和夫氏、プラージュ2021(牡、父サンダースノー)は(株)キャピタル・システムが落札した。

 5日間トータルの結果は、1237頭(牡681頭、牝556頭)の上場で、958頭(牡549頭、牝409頭)が落札。売却額は63億8610万円で歴代レコード、売却率77・45%は歴代2位を記録した。日高軽種馬農業協同組合の古川雅且組合長は「セレクションが2日間、セプテンバーを3日間開催とし、サマーの上場頭数をほぼ適正にできたと思います。その中、昨年より99頭少ない上場頭数で最高だった昨年の数字を上回ったことは、ただ驚くばかりです。購買者の方々が、競りに参加することを喜んでおられる光景が、以前にも増しています。また、地方競馬の補助馬購買も活発で、売り上げを支えていただいています」と振り返った。また、3歳ダート路線の整備について質問が出ると、「選抜市場を前に、24年から3歳ダート3冠が創設されるという報道がありましたが、ダートで人気のある種牡馬の子供たちへの関心はより高まったと思います」と語った。

 特に、1歳が2世代目となるシャンハイボビーは、サマーセールに上場された13頭が完売。10頭が1000万円以上、うち2頭が3000万円を超えた。ヘニーヒューズやシニスターミニスターも安定した人気を誇り、2年後のダート界がどのような勢力図となるか、今から楽しみだ。

 北海道市場ではこの後、9月20日~22日の3日間、セプテンバーセールが開催される。(競馬ライター)

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