落馬負傷を経てさらなるレベルアップを誓う団野大成騎手 いつかは父・勝さんの担当馬で重賞制覇を

スポーツ報知
日々の努力を続ける団野大成騎手

 先日、栗東トレセンで取材していると、団野大成騎手(22)=栗東・斉藤崇史厩舎=が、ビデオカメラを手に歩いていた。「馬の調教を撮影してもらって厩舎で見るんです」と用途を教えてくれたが、団野は馬の動きも見つつ、自身の騎乗姿勢などを何度も確認。「馬に乗っている時の膝の位置だったり、ステッキの持ち方とかを、細かくチェックしています」と自身のレベルアップにも活用している。努力を続ける一端を垣間見た気がした。

 今年3月19日の阪神8Rで落馬負傷。左足のかかとの骨折で約3か月の戦線離脱を強いられた。「ほぼ毎日のように競馬の夢を見ていました」。レースに乗れない日々はイメージトレーニング。リハビリ生活中に自分に足りない部分を考え、体幹を鍛えるジムなどでのトレーニングも2つかけ持ちするようになったという。

 6月11日の中京1Rで復帰し、3着。復帰後初勝利は時間の問題かと思われたが、そこからの道のりが長かった。中京記念のカテドラルで2着に入るなど重賞でも見せ場を作ったが、白星をマークできたのは、約2か月後の8月6日。71戦を要した。「うまく乗れても結果につながらなかったり、もどかしかったですね」と振り返るが、焦る気持ちを抑え、着実に歩を進めて来た。後輩の今村聖奈騎手や年齢の近い騎手の活躍を素直に称賛する一方、刺激も受けている。間もなく始まる秋競馬では、負けじと白星を量産するはずだ。

 リハビリ期間中には「父の馬で重賞を勝つ夢を見ました」ともいう。初勝利は父・勝調教助手の担当馬でマークしている団野騎手。次は重賞の舞台で。“正夢”になる日が来ることを楽しみに待ちたい。(中央競馬担当・戸田 和彦)

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