川崎に惜敗の鹿島 就任後初の黒星に岩政大樹監督「時代をひっくり返す手応えを感じた」

ベンチで試合を見守った鹿島・岩政大樹監督(カメラ・宮崎 亮太)
ベンチで試合を見守った鹿島・岩政大樹監督(カメラ・宮崎 亮太)

◆明治安田生命J1リーグ▽第27節 川崎2―1鹿島(26日・等々力陸上競技場)

 鹿島の岩政大樹監督就任後3試合目で初めての黒星を喫した。川崎相手に序盤のPK、FKから失点。反撃は後半6分に記録したMF仲間隼斗の1得点にとどまった。リーグ戦では川崎相手に2015年8月に勝利して以来、7年未勝利となったが、岩政監督は「選手は申し分ない試合を90分した。負けたのは僕の責任だということです」と振り返りながらも、内容面については「(J連覇中の川崎)時代をひっくり返すというところに手ごたえを感じた」と語気を強めた。

 実際、2失点後はディエゴピトゥカのスピードある配球を軸に、両サイドを起点とするサッカーで川崎を押し込み、ゴールに迫った。川崎のベンチワーク、途中出場の質が高く、2点目を奪うことはできなかったが、同監督の言葉が決して強がりではないということを、内容を示していた。

 試合前のミーティングで「常勝の看板おろしていい。これからチームを作るところだ。ミスは僕が引き受けるので、今やろうとしていることを、どんなスコアになっても続けてほしい」と選手を送り出したという同監督は「選手はそれを続けてくれた。本当に素晴らしかった」とたたえた。

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