◆JERAセ・リーグ 中日1―5阪神(27日・バンテリンドーム)
中日・根尾昂投手が2点ビハインドの8回からマウンドに上がり、珍しく制球に苦しんだ。
先頭・佐藤輝にストレートの四球。続く大山の左前安打で無死一、二塁にされると、島田の犠打と代打・糸原への申告敬遠で1死満塁となった。ここで梅野に痛恨の押し出し四球。さらに2死満塁から中野には押し出し死球をぶつけた。
「1点も与えたくないという気持ちはありました。本当はゲームの中で修正しなければいけないのですが、今日はうまくできなかったです」と試合後は反省のコメントを寄せた。
立浪和義監督は2イニング目となる9回も続投させ、この回はゼロに抑えた。「この間の東京ドーム(23日の巨人戦)に比べると、ボールに力が伝わっていなかったようなね。こうやって今日の反省を糧に成長してもらえればね。あえて代えなかったんですけど」と試練を乗り越えることを期待したと説明。「本人は押し出し四球、死球と苦い思い出になると思うんですけど、これをはね返していかないとというふうには思っています」とエールを送った。