【女子野球】尚美学園大が2年ぶり8回目大学日本一、春大会と2冠

2冠を達成し喜ぶ尚美学園大ナイン(提供写真)
2冠を達成し喜ぶ尚美学園大ナイン(提供写真)

 ◆第12回全日本大学女子硬式野球選手権大会最終日 ▽決勝 尚美学園大4―3平成国際大 27日、田辺スポーツパーク野球場)

 大学の女子硬式野球日本一を決める秋大会の決勝が和歌山県田辺市で行われ、尚美学園大(埼玉)が2年ぶり8回目の優勝を決めた。春の大学選手権も優勝しており、これで2冠となった。

 対戦したのは同じヴィーナスリーグ(報知新聞社など後援)に所属する“ライバル”平成国際大。2回に平成国際大が2点を先制するが、その裏に木村涼香の適時打で1点を返すと4回に木村が同点打、続く小櫃莉央が左適時打を放ち逆転。5回にも1点を加えた。

 先発は連投が続いていたエース・半田莉子を休ませ、予選リーグでの調子が良かった2年生左腕の北澤神楽が先発、成長著しい望月音羽を中継ぎに、最後は半田が締めた。

 昨年は不調で無冠に終わった同大だが、18年女子野球W杯と19年アジア杯を戦った日本代表メンバーがスタメンに5人そろう打線に、その警戒される間をぬって、木村ら代表未経験組が活躍し春大会を制した。新谷博監督は、「選手が良い意味でしぶとくなった。今日は先制されたけれど、ピンチに動じなくなった」と、たくましくなったナインをたたえた。

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