◆報知新聞社後援・第17回全日本女子硬式クラブ野球選手権大会第1日(26日、千葉・長嶋茂雄記念岩名球場ほか)
女子硬式野球のクラブチーム日本一を決める戦いが26日、千葉県成田市、佐倉市の3球場で開幕。雨の中1、2回戦が行われた。
同大会が両市で開催されるのは初めて。長嶋茂雄・巨人終身名誉監督の出身地で球場名にもなっている、佐倉市の長嶋茂雄記念岩名球場では、今季発足した巨人の女子チームがプレーするゴールドジム(東京)も登場し、福知山成美高のOGチーム・SEIBI GLITTERS(京都)に8―1で5回コールド勝ちした。
巨人の女子チームは来季からの本格始動を予定しており、現在は先行メンバー4人が活動。今季は単独チームとして試合に出られないため、元巨人の篠原慎平氏が監督を務めるゴールドジムから出場した。ジャイアンツのユニホーム姿ではないが、出場した山下陽夏や金満梨々那、島野愛友利の巨人組が計7安打4打点と爆発。特に山下は「球場に入った瞬間から長嶋さんの銅像もあって、いつも緊張しないのに引き締まりました」と特別な思いを感じる舞台で2三塁打と活躍した。篠原監督も「来年は彼女らはジャイアンツのユニホームでプレーするわけですから、偉大な名前が入った球場で試合ができて勝てたことは、うれしいこと」と語り、10月の全日本選手権出場がかかる2回戦突破を見据えた。
今大会は最多の33チームが出場。決勝は29日に行われる。