◆アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)▽準決勝 浦和2―2(PK3―1)全北(25日・埼玉)
浦和は全北(韓国)を2―2で迎えたPK戦の末に下し、5大会ぶり3度目の優勝へ王手をかけた。松尾佑介のゴールで先制し、1―2で迎えた延長後半ロスタイムにFWユンカーが起死回生の同点弾。PK戦では浦和サポーターの後押しを受け、GK西川周作が2本をストップし、浦和はショルツ、ユンカー、江坂任が成功させた。決勝は来年2月19、26日にホーム&アウェー方式で行われる。
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チームを救ったGK西川は「決勝の舞台に進むことができて、ようやく(決勝で敗れた)2019年のリベンジをする場所に帰れたなという気持ち。そして、PK戦になっても、僕の後ろから心強いサポーター・仲間がプレッシャーをかけてくれた。PK戦は楽しむことができました」と振り返った。
PK戦では相手の1、2人目をセーブ。1本目は読み勝ち、2本目は重心を崩されながらも残った右足で何とかかき出す形となった。4人目も枠外へと飛ばしたため、4人中3人を失敗へと追い込んだ。守護神は「仲間が120分戦って、最後の最後で追いついてくれて、まだ諦めないという姿勢を見せてくれた。とにかくここに来てくれた人たちと喜びを分かち合えて幸せです」と笑顔がこぼれた。