◆巨人10―4中日(2010年8月26日、東京D)
巨人の歴史をひもとく「今日は何の日」。2010年8月26日は、ラミレスが8年連続で100打点をマーク。王貞治を超え、日本新記録を達成した日です。
ありったけの力でラミレスは両手でガッツポーズをつくった。さらに一塁ベンチに向けて右人さし指を突き上げた。プロ野球新記録の8年連続100打点を、価値ある一発で決め「完ぺき。ジャイアンツファンの目の前で決められてうれしい」と興奮しっぱなしだった。
前日(25日)王手をかけ、この日の最初の打席で記録を達成した。1点リードの初回無死一、三塁から吉見の高めのフォークをすくい上げると、打球は左翼看板横の壁を直撃する40号3ラン。7年連続で肩を並べていた王(63~69年)を超えた。「アメリカでもベネズエラでもホームランバッターとして有名な、偉大なプレーヤーの記録を塗り替えられて大変光栄です」としみじみと語った。
また、100打点8度は野村克也の7度を上回り、14度の王に次いで、現在も単独2位の回数だ。