巨人の髙橋尚成臨時コーチ(47)が任期最終日となった20日、リモート取材に応じ、2日からファームを中心に「明るく」「シンプル」を軸に行った初指導を振り返った。
「短い時間でどこまで伝えることができたのか分からないけれど、充実した時間を過ごすことができた。投手には僕が今思ってることだったり、『自分の思ってることを考えながらやった方がいいんじゃないか』と話しました。僕もそういうふうにやってきたので、それを踏まえながら話すことができました」
特に昨季11勝を挙げながら今季1勝と苦しむ高橋に寄り添い、悩みを共有した。
「深い悩みを持っている投手。自信を失っているような感じなので前に向かって進むためにこうした方がいいんじゃないかって。僕なんかより素晴らしいものを持ってるんだからゾーン内で攻めることを心がけた方が良いんじゃないかと。打たれる前から四球じゃ話にならない。次に向かってステップアップになれば」
再びオファーがあれば“再登板”にも意欲を見せる。
「改めてジャイアンツのユニホームを着て良かったなと思いますし、ユニホームの重さをこの3週間ですごく感じることができた。本当に充実した時間でした」