水戸で出合った最高のうなぎ 涙と一緒にいただきました

スポーツ報知
水戸の名店「ぬりや」のうなぎ。見よ、この美しさ(カメラ・今関 達巳)

 小田和正の名曲「ラブストーリーは突然に」ではないが、私は「座骨神経痛は突然に」である。4年前の悪夢が再びやって来た。「どれぐらい痛いんですか」と聞かれたら「涙が出るほど痛い」と答える。まさに悪魔の痛みである。

 4年前は福岡出張中だった。博多駅前の病院を調べて通院したが、あまり改善しなかった。西日本を代表する繁華街・中州の“夜のパトロール”にも参加できず、悔しい思いをしたことを覚えている。今回も出張中だが、痛みも少なめ。思い切って茨城・水戸の“夜のパトロール”に出掛けてみた。

 水戸は90歳に手が届きそうな実母が青春を過ごした町。海沿いの大洗町で生まれ、市内の女子校に通っていた話を何度も聞かされた。その影響からか、東京の下町生まれの私にとって水戸は“第2の故郷”のイメージが強い。

 水戸といえば鰻(うなぎ)だろう。水戸市の北側を流れる那珂川は高い水質を誇っていて川魚は臭みが少ないことで有名だった。そんなことから市内には創業100年を超えるうなぎの名店があるほどだ。今回は宿泊しているホテルから近い「ぬりや 泉町大通り店」にお邪魔した。

 迫力ある店構えにもバックステップを踏むことがなかったのは香ばしい匂いに誘われたからだ。大きめのテーブルに一人で座り、5000円の上うなぎ重と瓶ビールを注文した。この瓶ビールがうなぎ店では重要な役割を果たす。

 関東ではうなぎを蒸してから焼く行程がある。そのため時間がかかってしまうのだが、その時間を1本の瓶ビールが埋めてくれる。飲み終わると同時にうなぎが運ばれてくる絶妙なタイミング。瓶ビールの持つ柔軟性のなせる技といえる。うなぎは肉厚で香ばしい焼き目とふっくらした身が持ち味。タレはあっさり仕上げ。座骨神経痛は痛くて泣いてしまうが、ここのうなぎはおいしくて泣けてくる。5000円? パチンコで5000円を負けるのは日常茶飯事。それを考えると痛くもかゆくもない。今度は極上うなぎ重(8800円)に挑戦してみるつもりだ。

 ◇ぬりや 泉町大通り うなぎ百名店にも選ばれている老舗(しにせ)。うなぎの値段はうな重が4000円、上うなぎ重が5000円など。最高級の極上うな重は8800円になる。営業時間は11時半~15時、17~20時。定休日は火曜日(ホームぺージで要確認)。JR水戸駅から徒歩で約30分かかる。タクシーかバス利用がお勧めです。お値段はいずれも税抜き。

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