空手道全国高校総体 御殿場西・橋本鈴江が女子個人組手で金メダル 残り28秒、拳が上段に決まる

スポーツ報知
優勝を飾り思わず涙の橋本

◆空手道全国高校総体 (19日、愛媛・伊予三島運動公園体育館)

 女子個人組手で橋本鈴江(御殿場西3年)が金メダルに輝いた。決勝で同じ全日本ジュニア強化選手の千葉満利愛(神奈川・横浜創学館3年)を1―0で倒した。県勢の優勝は18年の永井カンナ(浜松開誠館)以来。4連覇を狙う20日の団体組手に弾みをつけた。

 橋本が接戦を制した。お互いよく知っている相手。慎重に間合いを取り、1分を過ぎても0―0。だが残り28秒、リーチで勝る橋本の拳が上段に決まった。そして相手の蹴りを冷静にかわし、間合いをつぶす。試合終了のブザーに、思わず感激の涙がこぼれた。「ずっとインターハイで優勝したかった。うれしいです」

 序盤は苦しんだ。3回戦は1―1の先取勝ち。4回戦は1―2とリードを許した。だが終盤に相手が膝を痛めてドクターストップ。運も味方した。そこから吹っ切れたように攻めた。準々決勝は5―0の快勝。準決勝は「あまり出さない」という上段蹴りを決めて8―5。勢いに乗っていた。

 決勝での「県勢対決」を誓い合った主将の斎藤が準決勝で惜敗。その盟友も決勝では客席から手を振って激励してくれていた。負けられなかった。「ずっと勝つイメージを持って、金メダルを仲間の首にかける場面を考えていました」。集中力を切らさず、その言葉を実現させた。細矢真人監督(46)も「精神的にたくましくなった」と褒めた。

 この波に乗って団体戦も勝つ。「王者として戦い、4連覇したい」。橋本の目は次の金メダルを見据えていた。

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