東京都の小池百合子知事(70)は19日、定例会見に出席し、お盆や夏休みが明けて社会活動が本格化することを受け「改めて気を引き締めて感染防止対策を実行していただきたいと思います」と話した。
小学校などは来週で夏休みが終わり、新学期が再開される。これを受け、東京都は子どもたちに注意してほしいことをリーフレットとしてまとめた。小池氏は「新学期も元気に過ごしていただきたい」とした。さらに、コロナ対策の一環で換気の促進を目指し、ベートーベンの「第九」に合わせ「歓喜の歌」ならぬ「換気の歌」の動画を作成。「適切な換気をお願いしたい」と呼び掛けた。
また秋、冬は新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されることから、医療負荷の軽減につなげるため、上限を2500円とし60歳から64歳までの基礎疾患のある人と65歳以上へのワクチン接種費用の補助を行うことを表明。今週亡くなった牧野圭一さん、森英恵さんに対しては「2人とも名誉都民として顕彰させていただいております。世界に名の知られた方々が相次いで亡くなられたこと、本当に残念に思います。謹んでご冥福をお祈り申し上げます」と述べた。