スーパーフォーミュラは運命の２開催４レース　野尻智紀の総合２連覇なるか

　自動車レースのスーパーフォーミュラの第７戦、第８戦が２０、２１日、栃木・モビリティリゾートもてぎで行われる。

　今シーズンは残り２開催で４レースが開催される。モビリティリゾートもてぎと最終節の鈴鹿サーキット（第９戦、最終戦、１０月２９、３０日）はともに２レース制。同日に予選と決勝を行われる過酷な条件でのレースとなる。

　現在のポイントリーダーは野尻智紀（チーム無限）の９３点。６戦を消化して優勝１回、２位２回、３位２回。予選も６戦中４回のポールポジションを獲得するなど安定感は抜群。攻守のバランスが取れたオールラウンダーで連覇に限りなく近いといえるだろう。

　チーム無限は野尻のチームメイトである笹原右京が第６戦（富士スピードウェイ）で初優勝するなど、ドライバーズ部門でもトップに立っている。

　２位は平川亮（カーエネクス・チーム・インパル）の６４点。今シーズンはトヨタのドライバーとしてＷＥＣ（世界耐久選手権）に参戦。ル・マン２４時間レースを制するなど充実一路だ。３位はサッシャ・フェネズトラズ（コンドー・レーシング）の５７点。近藤真彦監督の“秘蔵っ子”で第５戦（スポーツランドＳＵＧＯ）では初優勝、乗りに乗っている２３歳の若手ドライバーだ。