U―20アジア杯予選控えるU―19日本代表、ベトナムに5発勝利 2得点FW坂本「チームの中心となれるように」

スポーツ報知
U―19日本代表FW坂本一彩

◆練習試合(40分×3本、非公開) U―19日本代表 5―0 U―19ベトナム代表 【点】熊田直紀(14分)、熊取谷一星(85分)、坂本一彩(87分)、横山歩夢(112分)、坂本一彩(115分)

 U―19日本代表は候補合宿最終日の17日、千葉県内でU―19ベトナム代表と練習試合(40分×3本)を行い、FW坂本一彩(G大阪)の2ゴールなどで5―0と勝利した。同代表は、来月10日に開幕するU―20アジア杯予選(ラオス)に挑む。

 圧倒はできずも、完封勝利を収めた。14分、FW熊田直紀が左クロスにヘディングで併せて先制。しかしその後は左サイドを起点とした攻撃などで相手陣内へ攻めるも、冨樫剛一監督が「もっと小柄でテクニックのあるイメージだったけど、ワイドの選手も大きくスピードがあって。チームとしてボールを大事にしていくこと、背後の動かし方にも工夫を感じた」と振り返ったベトナム相手になかなか決定機を作りきれない。一方、ピンチのシーンにはDF菊地脩太ら守備陣がしっかりと対応を見せた。

 一気にスコアが動いたのは、相手の運動量も落ち、今季クラブで出場機会を得ている坂本とFW横山歩夢(松本)が2トップを組んだ3本目。MF熊取谷一星(明大)が左足でネットを揺らすと、熊取谷のクロスに坂本が頭を合わせて追加点。その後はPKを横山が冷静に沈め、坂本がミドルを突き刺してダメ押した。指揮官が常に「FWが点を取るチームでなければいけない」と強調するように、前線に縦パスを入れる選手の意識や2トップのゴール前での働きも光った。

 冨樫監督は、出場機会のばらつきから起こる試合体力の差や、セットプレー以外の全体練習が1回しか行えなかった背景の難しさは語りつつ、選手の組みあわせや異なるポジションを試す場面も。内容に満足したわけではないが、そうした側面や選手の意欲的な姿勢に「ポジティブな選手は多かった」と前向きな発見は多かったようだ。

 2ゴールを挙げた坂本は、「持ち味は出せた」と一定の手応えを示した。今季はここまで公式戦13試合に出場。J1での学びは多く、さらに成長を加速させたのは5月末から6月にフランスで行われたモーリスレベロトーナメントだ。5・6位決定戦ではU―20アルゼンチンに2―3と敗戦。「初速の速さ、フィジカルコンタクトも全然違う。そこに近づけるように」と意識は格段と上がった。週2回コーチとメニューを立て、主に上半身を強化するトレーニングも取り入れるようになったという。

 国際大会の場を積んだことで、日本代表への思いも強まった。「もっと世界のレベルを知りたいと思った。J1で結果を残さないと代表にも選ばれない。自分はザ・ストライカーではないけど、(裏に)抜けられる、下がって組み立てられる、いろんなことができる選手になりたい。チームの中心となれるように(G大阪でも)結果を残していく」。3日間のキャンプを終え、決意を新たにした。

 U―20アジア杯予選まで1か月を切る。冨樫監督は「僕らのチームは強度が高くて左右されない、という2つのテーマがある。自分たちが左右されないで淡々と4試合を戦っていけるかどうかを見ていきたい、そういうチームで戦いたい」。中1日でラオス、グアム、パレスチナ、イエメンと対戦。タフな大会となるが、掲げる「世界一」への通過点として、まずはアジアで結果をつかみ取りにいく。

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