女優の黒島結菜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜・午前8時)の制作チームが、社内表彰を受けたことが分かった。出演する俳優の山田裕貴が自身のインスタグラムで明らかにした。
山田は、ヒロイン・暢子(黒島)の姉、良子(川口春奈)の夫である博夫役で出演。「ちむどん」というタイトルで更新し「すご、どん!!!だわ」と、立派なフレームに飾られた表彰状の写真をアップ。「デジタルセンター長特賞」という賞で、同局のメディア総局から「ちむどんどん」の制作チームに贈られた。
その内容は、QRコードを画面に掲載するなどして「ドラマでは初の試みを数多く行い」、同局の番組視聴アプリ「NHKプラス」の利用者増加に貢献した、というもの。同ドラマは15~16%台の視聴率を誇るが、その数字に表れないファンの獲得に導き、「他番組との連携含め、多くのトライアルを行った制作チームの取り組みと熱意」も評価された。
山田は「#ちむどんどんだわ」と、タイトルにもなっている沖縄の方言で喜びを表現。この投稿に、フォロワーは「おめでとうございます」「まさしく、ちむどんどんですね!」「素敵な朝ドラ。家族愛にあふれていて見るたびに優しい気持ちになれます」「ちむどんどんは今までの朝ドラで、とっても最高でした」「内容もキャストさんも素敵です」などと祝福していた。
17日に放送された第93話では、独立を宣言した暢子が、夫・和彦(宮沢氷魚)の賛同を得て沖縄料理店を出す物件が決定。また、お騒がせの兄・賢秀(竜星涼)は新たなビジネスに参加したが、暢子の勤める料理店「アッラ・フォンターナ」のオーナー・房子(原田美枝子)に「マルチ商法という立派な犯罪です!」と注意され、だまされたことに気づく。怒り心頭の賢秀が、暢子や和彦、智(前田公輝)を巻き込んで事務所でどんちゃん騒ぎを起こし…という内容だった。
「ちむどんどん」は第106作目の連続テレビ小説。タイトルは沖縄方言で「胸がドキドキする」を意味する。沖縄で生まれ育ったヒロイン・比嘉暢子が上京し、沖縄料理店を開くことを夢見る物語。今年、本土復帰50年を迎える沖縄が舞台で、同県出身の黒島結菜が主演を務める。沖縄を舞台にした朝ドラは01年前期「ちゅらさん」(主演・国仲涼子)、12年後期の「純と愛」(主演・夏菜)に続き3作目。脚本は「マッサン」や映画「パッチギ!」で知られる羽原大介氏のオリジナル。ドラマは昨秋クランクインした。