◆JERAセ・リーグ 広島5―0中日(16日・マツダ)
今季19度目の零封負けを喫し連勝は3で止まった。明大の後輩・森下と投げ合った中日・柳裕也投手は6回9安打5失点で9敗目を喫した。
初回先頭・堂林に初球をたたき込まれると、2回には矢野、5回にはまたも堂林にアーチを浴び計3被弾。柳は「毎回同じようなピッチングでチームに迷惑をかけている。いつまでもチャンスがあるわけではないと感じているので、何としても、結果を残せるように頑張ります」と猛省した。
反撃したい打線も森下の前に完封負け。9イニング中7イニングで走者を出すものの、お決まりとなった「あと一本」が出なかった。以下、立浪監督の一問一答。
―柳は立ち上がり苦しんだ。
「本人も当然、意識して慎重には入ってるんでしょうけど、よーいどんで初球ホームランってのはね。防がないといけないし、防げたと思う。その辺は柳が一番反省はしていると思う。神宮でも山田かな?初球ストレート。真っすぐに強い打者に対して、甘くいってしまうというね。真っすぐでもいいんですけど、インサイドとか、ボール気味に入るとか。外しっかり低めに放るとかね。色々、選択肢もある。本人が一番反省していると思う。次こういうことないように。確かに、味方もそのまま点取れなかったんでね」
―シーズン序盤は相性の良かった森下。ここ最近てこずっている。
「基本あれだけ速い真っすぐがあって、カットボールがあって、チェンジアップがあって、緩いカーブあって。普通にいいピッチングされたら攻略するのが難しいピッチャー。今日も初回にいい形はできたが。結果9本ですか? ヒット出て1点も取れなかった。ここ何回かのチャンスで、得点圏でヒットが出なかった」
―柳の被本塁打(15)はリーグワースト。その原因は。
「カウント悪くして、甘く来たところを逃さず捉えられている。それを意識しすぎて、コースを狙いすぎるってのがね。狙って狙って(真ん)中に入ったところを見逃してもらえないので、ホームランにつながってるのかな。あとカーブが、開幕当初は抜けがよかった。真っすぐ待ってても対応されたりしている」
―広島もコロナで主力を欠いている。
「欠いてるけど、ショート入った子(矢野)に打たれている。クリーンアップ打てる選手は基本抜けてない。戦っていてそんなには変わってない」
―8番打者に打たれたのももったいなかった。
「ホームラン打つようなタイプのバッターではないですけど、一番力の入るところにいってしまったというね。嫌な流れが出だしからあった。反省することは反省して、また明日戦っていきます」