女優の南沙良とアイドルグループ「なにわ男子」の大西流星が16日、大阪市内で映画「この子は邪悪」(監督・片岡翔、9月1日公開)のPR会見に出席した。
交通事故で両親、妹が重症や傷を負ったヒロイン・花(南)が、やがて家族内に異変を感じていくサスペンス。大西演じる少年・純は母の奇病を探るうちに幼なじみの花と再会し、花の父で心理療法士の司朗(玉木宏)とも出会うが…。
2018年度の報知映画賞新人賞に輝き、ドラマ「ドラゴン桜」(21年)やNHK大河「鎌倉殿の13人」にも出演し、多彩に活躍する南は「こういうジャンルは初めてで、チャレンジ。今回も精いっぱい頑張ったので伝わればいいな」。撮影は昨年夏。苦労した点には「部屋の中の暑さ。空間が密閉されていたので大変でした」と振り返った。
大西は単独での映画出演は初めて。「普段のアイドルの自分とは違うキャラクターで、ファンの方にも反応をいただけるので演じがいがあった。この映画を見ている間だけは『大西流星』を忘れてもらえれば」と自信を見せた。
サイコホラー、ネタバレの要素も多い作品とあって、南は周囲には「そこまでホラー、ホラーはしていません。謎ときサスペンスですよ」と説明していているとか。自身が周囲に異変を感じた経験については「母に霊感があって、たまに『ここにいる』って言うんです。すごく怖い。『落ち武者が歩いていたよ』とか。母が怪しい。私には(霊は)取りついていないです」と苦笑いした。
大西は「『怖いんやろ? 見に行けるかな』と聞かれますが、怖いからと見てもらえないのは寂しいので『ウサギが出てくるコメディー』とウソをついています」と笑わせ、「(なにわ男子の)メンバーはみんな、怖いのがダメそう。最年長の丈くん(藤原丈一郎)も。一緒に見に行って、ヒヤッとしているところを間近で見たい」と話していた。