久保建英FW起用で「僕が知らなかった才能」発見、ソシエダデビュー戦でいきなり決勝弾

スポーツ報知
久保建英

◆スペイン リーガ・エスパニョーラ 第1節 Rソシエダード1―0カディス(14日)

 RマドリードからRソシエダードに完全移籍した日本代表MF久保建英(21)は、カディスとの開幕戦で、デビュー戦ゴールを挙げた。2トップの一角で先発し、前半24分に右足ボレーで先制点をマーク。後半34分までプレーし、チームの1―0の勝利に貢献した。鮮烈なデビューを飾った久保を現地で取材する豊福晋通信員が「見た」。

 開幕戦のピッチには、数か月前とは異なる新しい久保の姿があった。前半24分、メリノの後方からのパスに抜け出すと、正確なトラップから、右足ボレーを突き刺した。前半早々にも最終ラインからのロングパスをDFラインの裏で受けるなど、得点前から布石はあった。昨季のマジョルカでは見られなかったプレースタイル。久保はそれを「僕が知らなかった才能」と表現した。新たな自分を発見したかのような、驚いたように語る姿が印象的だった。

 久保がのびのびとプレーできたのは、FW起用だけが理由ではない。最前線から中盤に下がってはパスをつなぎ、攻撃の組み立てに参加。元スペイン代表MFダビドシルバに快足FWイサク、スペイン代表MFメリノら、周囲には技術の高い選手がそろう。Rマドリードでのキャリアに一区切りつけ、Rソシエダードへの移籍を決めた理由のひとつに、感覚の近い選手に囲まれた中で、攻撃的なサッカーをしたいという思いがあったはずだ。

 マジョルカ、ビリャレアル、ヘタフェで戦った過去3シーズン、久保にはドリブルやパスは通用しているという自負があった。華麗なプレーは評価されたが、得点という結果だけが足りなかった。今では、必ずしも攻撃の構築に絡まずとも、ふらりとエリア内に現れてはワンタッチで押し込む、Aマドリードのフランス代表FWグリズマンのようなプレーも頭に描いている。新天地にはそれをかなえられる理想の環境がある。

 アルグアシル監督も久保の攻守両面での貢献に賛辞を贈り、良好な関係が築けている。FW起用が続けば、自身初となるシーズン2桁得点も十分に可能。秘めていた得点力が開花すれば、それは日本代表にとっても朗報となる。「今季はレギュラーを取るつもりで行きます。実力社会だと思うので、そこは結果や内容で示していきたい」。カタールW杯まで3か月、スペインで得点を重ねれば「FW久保」は森保監督にとっても新たな選択肢となるはずだ。(豊福 晋)

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