元G大阪などで活躍のDF金正也、現役引退 14年に3冠貢献「少しだけ誇らしく」昨季J3藤枝退団

スポーツ報知
G大阪時代の金正也(2014年09月20日撮影)

 J1のG大阪、鳥栖、仙台、J3の藤枝でプレーしたDF金正也(キム・ジョンヤ=34)が15日、自身のSNSで現役引退を発表した。「私事になりますがこの度プロサッカー選手を引退すること決意いたしました。これまで私が所属させていただいたクラブのスポンサー様、会社の方、クラブに関わる全ての人達に感謝申し上げます。思い返すと大変なことや、腹立つこともたくさんありましたが、それ以上に最高な経験、楽しい毎日を過ごすことが出来たと感じます」と振り返った。

 さらに「1番長く在籍したG大阪では、3冠(14年)を取ったあの時代のチームの中にいれたことは本当に素晴らしく、凄い嬉しいことで、少しだけ誇らしく思います。鳥栖、仙台、藤枝でも色々な経験、たくさんの友人もできて充実した毎日を過ごす事ができました。11年もプロとして生活できたことは本当に幸せに思っています。ここまでのサッカー人生で僕を指導してくれた全ての監督、コーチ、スタッフ、メディカルスタッフに心より感謝申し上げます。ファン、サポーターの方々いつも試合や、練習での応援本当にありがとうございました」と、プロ生活を支えてくれた関係者、サポーターへの感謝の言葉をつづった。

 兵庫県神戸市出身の金は、神戸科学技術高、駒沢大を経て、2011年にG大阪に入団。高さ、強さを兼ね備えた大学屈指のセンターバックとして、プロの世界に飛び込んだ。1、2年目は多くの出場機会に恵まれず、13年には鳥栖に期限付き移籍。14年G大阪に復帰すると、同年には3冠(J1、ナビスコ杯、天皇杯)を経験した。この年は主にカップ戦で出場機会をつかみ「3冠を取った時期は、一番印象に残っています。長谷川健太監督(現名古屋)の存在もあって、チームはいい競争ができていたし、その上で仲もよかった。少しも気を抜けない、隙を見せればすぐにベンチからも外れる、というプレッシャーもあったけど、楽しかった」と当時を振り返った。

 15年よりリーグ戦でも出場機会を増やし、印象的な活躍も刻んだ。同年のACLでは、準々決勝の全北現代戦で、後半ロスタイムに絶妙なスルーパスでDF米倉恒貴の決勝ゴールをアシストし、ベスト4進出に貢献。16年にはリーグ戦で自己最多の28試合に出場し、J1初ゴールを含む3得点を挙げた。17年には仙台へ完全移籍し、3シーズンにわたってプレー。21年にはJ3藤枝に移籍した。

 21年シーズン終了後、藤枝を退団。現役続行を目指し、Jリーグを再び目指す「#Reback」プロジェクトにも参加した。しかし「Jリーグで続けたい思いはありましたが、オファーがなかったのでここで決めました」と、今夏での現役引退を決意した。11年に渡った現役生活では、J1通算119試合4得点、J3通算11試合1得点。「これからの人生は色々なことにチャレンジしていきたいと思っています。なのでこれからも、応援よろしくお願いします! また、どこかで会いましょう!」とメッセージを締めくくった。チームメートからは「ジョン」の愛称で親しまれた男が、スパイクを脱いで新たなステージへと一歩を踏み出す。(SNSの表記はすべて原文ママ)

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