【仙ペン】「不動の4番」の後ろ姿

スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ 巨人3―2広島(14日・東京ドーム)

 「巨人何代目の4番って騒ぐ意味ってある?」という声をよく聞く。スポーツ紙に理解のある原監督でさえ「横綱じゃないんだからさあ」と苦笑していた。

 僕が答えるのも何ですけど、意味はないと思う。でも、別にいいじゃないですか。目くじらを立てるようなことでもない。枕詞(まくらことば)みたいなものです。

 先日の紙面に巨人の歴代4番の一覧表が掲載されていた(定番ですね)。面白い。少なくとも暇つぶしにはなりますよ。

 いろんな傾向が読み取れて興味深い。外国人選手が何代も続けて4番になる時代のジャイアンツは低迷しがち…。これは「卵が先か鶏が先か」の話と同じか。

 以前にも書いたことあるけど千葉勢は強いな。由伸さん、慎之助さん、小笠原さんに丸。2000年以降では都道県別最多の4人を輩出している。

 そう言えばスカウト部長の水野さんが高松商の浅野を評価していた。戦前から昭和中期までは「巨人の4番」を量産していた香川だけど、最近はどうかな。あまり聞かない。翔は翔でも浅野翔吾。歴史の扉をこじ開けるのか…なんて話はまだまだ早い。

 そんなわけで水を得た魚なのか。4番を得た中田翔です。本人は留守番のつもりみたいだけど、怖いくらいにハマッている。91代目の天下は、もう少し続きそうな雰囲気だ。

 ただ、岡本和にとっても貴重な経験のはず。この人が第89代の4番に座ったのは2018年シーズン。その前まで4代続けて助っ人が4番に座っている。慎之助さんはスタメンを外れることも多くなっていた。

 つまり和真は「不動の4番」とプレーしたことがない…と言ったら乱暴か。松井さんは落合さんを見ていたし、その松井さんの後ろ姿を追っていたのが由伸さんと慎之助さんだ。

 そういう意味では、やはり原さんと似ている境遇なんだよなあ…なんて話はともかく、ここで猛追しているのが広島。いや、カープじゃない。21世紀の「巨人4番」の数で首位の千葉に迫る勢いです。

 中田で3人目。他の2人は二岡さんと、さて誰でしょうか? 答えは我らが大田泰示。これ、けっこう難しい問題だな。

巨人

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