【ヤクルト】村上宗隆「使い続けてくれた監督、コーチの方々に感謝」22歳最年少40号!王貞治、秋山幸二超えた

スポーツ報知
8回2死、村上宗隆が右越えへソロ本塁打を放ち、ベンチ前で迎えられる(カメラ・岩崎 龍一)

◆JERAセ・リーグ 広島6ー3ヤクルト(11日・マツダスタジアム)

 ヤクルトの村上宗隆内野手(22)が、広島戦(マツダ)で史上最年少の22歳6か月でシーズン40号に到達した。8回2死、ターリーから右越えに自己新の40号ソロを放ち、63年王貞治(巨人)と85年秋山幸二(西武)の23歳シーズンを更新。また、5打席連続本塁打に続く快挙を成し遂げたスラッガーのすごみを、スポーツ報知評論家の掛布雅之氏が語った。

 最年少記録にふさわしい確信の一発だった。フルスイングで描いた村上の放物線は、敵地の右翼席へと消えた。王、秋山の23歳を抜く史上最年少の22歳6か月でのシーズン40号。2日の中日戦(神宮)で5打席連続本塁打のプロ野球記録を樹立したスラッガーが、またもや球史を塗り替えた。

 「長い歴史の中で最年少記録を塗り替えられたことは素直にうれしく思います。今まで指導し、使い続けてくれた監督、コーチの方々に感謝いたします」

 4点を追う8回2死。1ボール1ストライクから、左腕ターリーの高く浮いた140キロチェンジアップを捉えた。王、秋山と同じ高卒5年目だが、2月の早生まれのため22歳での達成。右翼席中段への一発で、シーズン56発ペースとした。昨季は131試合目で39号を放ったものの、あと1本が出なかったが、今季はチーム102試合目でキャリアハイの大台に乗せた。

 村上のアーチは周囲に勇気を届けている。熊本・九州学院高時代の恩師・坂井宏安前監督(65)もその一人だ。その才能に期待し、厳しく指導してきた。高校時代は、たくさん叱ってきたが、現在は成長した教え子の活躍をそっと見守る。7月9日に新型コロナの集団感染で山田ら主力が離脱した時も、必死にチームを引っ張る姿に涙を流したという。「記録もつくって(21年の東京)オリンピックに出た時も涙が出た。たくさん恩返ししてもらってる」。「フルスイングや、僕のプレーで夢や希望を持ってくれたら」と話す村上のホームランが、活力につながっている。

 メモリアルアーチで今季ワーストタイの6連敗を喫したチームに光を差した主砲は「日々の積み重ねがこういう結果になっている。これからも努力してチームとしても、いい結果を残したい」と力を込めた。独走する本塁打、打点に加え、打率もトップの佐野(DeNA)に5厘差。令和初、最年少の3冠王も視界に捉え、若き4番の進撃は続いていく。(森下 知玲)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×