【箱根への道】順大・三浦龍司は世陸の疲れなし…スピード&スタミナがアップ「最終的に箱根にピーク」

スポーツ報知
菅平合宿でリラックスした表情を見せた順大・三浦

 夏を制する者が箱根を制する―という格言に倣い、各校が過酷な夏合宿に突入した。昨季の箱根駅伝覇者の青学大と同2位の順大は、同時期に長野・上田市の菅平高原で走り込んだ。時折、ロード練習ですれ違いながら、それぞれ力を蓄えている。順大は東京五輪3000メートル障害7位入賞の三浦龍司(3年)が、スピードとスタミナの両面でレベルアップを図っている。(竹内 達朗)

 菅平高原の風に乗って、三浦は軽やかに走っていた。「世陸の疲れはありません」。7月に米オレゴン世界陸上3000メートル障害に出場。昨年の東京五輪(7位)以上の活躍が期待されたが、決勝進出に0秒74及ばず予選敗退した。「課題と収穫を前向きに捉えたい」と次の目標に向かっている。

 今後、世界最高峰のダイヤモンドリーグ第11戦(26日・スイス)で3000メートル障害、同12戦(9月2日・ベルギー)で5000メートルに出場予定。長門俊介監督(38)は「練習を一部アレンジしています」と説明する。三浦は得意のスピードに磨きをかけながら「8月上旬は走り込みも意識しました」と積極的に話す。スピードとスタミナ。両面で成長を期している。

 順大は今年の箱根駅伝では2位と躍進したが、優勝した青学大とは10分51秒の大差があった。「今季の4年生は学生3大駅伝の経験者が多い。チームの骨組みはできています」と長門監督は、箱根3区3位の伊予田達弥、同5区5位の四釜峻佑、同7区7位の西沢侑真主将ら最上級生に厚い信頼を寄せる。同4区2位の石井一希(3年)も順調に練習を積んでいる。

 長門監督、「初代・山の神」今井正人(38)=現トヨタ自動車九州=らが4年生だった07年大会以来、16年ぶりの箱根路制覇の鍵は、やはり三浦が握る。「トラックシーズンが終わり、ロードシーズンでは最終的に箱根駅伝に調子のピークを合わせたい」と三浦は約5か月後を見据える。1年時は1区10位、2年時は2区11位。「チームのために1区か2区で経験を生かしたい」と熱い気持ちを語る。

 今季は実力派の上級生がそろう。「チームの足並みがそろってきています」と三浦は手応え。歴代3位タイとなる12回目の優勝へ。名門は本気だ。

 ◆菅平(すがだいら)高原 長野・上田市北部に位置する。冬季はスキー場。夏季はラグビーなどの合宿地として有名で、グラウンドが点在する。標高約1300メートルで涼しく、準高地トレーニングができるため、近年は陸上長距離・マラソンの合宿も盛んに行われている。全天候型400メートルトラック、距離表示のあるロードコースなどが整備され、高校、大学、実業団のランナーでにぎわう。菅平高原に隣接する長野・須坂市の峰の原高原(標高約1500メートル)には1周2キロの芝生のクロスカントリーコースがある。

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