【仙ペン】何かと運命が動き出す

スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ 中日1ー6巨人(11日・バンテリンドーム)

 「翔平には、俺に勝ち投手を奪われたことを一生忘れるなと伝えた」―。栗山監督らしいよね。2013年6月18日の広島・日本ハム戦(マツダ)。二刀流デビューを果たした大谷についてのコメントです。

 担当記者でもないのに現場にいたけど、失礼ながら笑いをかみ殺すのに必死だった。「一生」って。栗山語録はたまりません。

 この日の大谷だが、投げては4回3失点。打ってはV打点をマークした。あと1イニングで勝ち投手の権利を得るところで交代。非情どころじゃない。歴史的試合の歴史的1勝だぞ。

 「自分の打点で勝ち越したけど、今日の投球で勝てると思ってほしくない」という親心は分かる。分かるけど、その言い方が面倒くさくて…最高だな。

 でも、大谷が根に持っていたら笑う。「言われなくても一生忘れねえよ。あの時、勝ちグセをつけてくれなかったから苦労してるんだ」…なんてね。

 そんなわけで我らがプチ二刀流。「山の日」は「山崎の日」だったのか。投げた、打った、勝った。伊織さん、お見事です。

 でも、やっぱり気になるのは巨人移籍後初めて4番に座った、あの男。ちなみに中田は、さっきの「大谷の初二刀流試合」でも本塁打を放っている。高校時代はエースで4番。二刀流と聞くと血が騒ぐのか。

 いや、それよりも、あれから計ったように1年である。昨年の8月11日。チームメートへの暴力行為があったとして出場停止処分を受けた。「ちょっと、もう少し時間くれ」。栗山さんも言葉がない様子だった。

 だけど、水面下では何とか中田を再生させようと動いていたのは、皆さん、ご存じの通り。やらかした選手のために頭を下げるなんて、なかなかできるもんじゃないよ。

 大谷と中田、そして栗山さんの運命トリオ。来春のWBCで再結成したらグッとくるだろうな。ダブルでショータイム。これは一生忘れないと思う。

 それにしても勝ち試合で見てみたい。根尾です。もし、2018年のドラフトで日本ハムが獲得していたらどうなっていたか。確かなのはただ一つ。栗山さんから「アキラ」って呼ばれることだけだ。

巨人

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