◆JERAセ・リーグ 広島―ヤクルト(11日・マツダスタジアム)
広島の西川龍馬外野手が、均衡を破る特大の7号3ランを放った。両軍無得点の4回1死一、三塁。サイスニードの146キロ直球を完璧に捉えた打球が右中間席に飛び込んだ。
「甘い球は来ないと思っていましたが、ランナーが得点圏にいたので思い切っていきました。(先発の野村)祐輔さんに良い先制点になりました」
直前の秋山はストレートの四球だった。西川は3ボールからの一発。3回まで無安打投球の右腕が突如、制球を乱して7球ボールを続け、ストライクを取りに来た1球を見逃さなかった。
下半身コンディション不良で6月5日に登録を抹消されてから、2か月も離脱。離脱前までリーグ最多67安打を放っていた巧打者は今月6日の阪神戦(マツダ)で1軍復帰してから、これで5戦連続安打と頼もしい打撃で打線をけん引している。