◆第104回全国高校野球選手権大会第6日 ▽2回戦 下関国際5―0富島(11日・甲子園)
下関国際(山口)が左腕・古賀、右腕・仲井の継投で富島(宮崎)を無失点に抑える完封リレー。8強入りした2018年以来、4年ぶりの3回戦進出を決めた。
下関国際は初回、富島の絶対的エース・日高を攻め、松本、賀谷の安打と四球で2死満塁とし、赤瀬の三塁への内野安打で1点を先制した。
その後は下関国際・古賀、富島・日高の両エースがピンチをしのいで0行進が続いたが、6回に試合が動いた。
下関国際は1死一塁から赤瀬の左翼線への適時二塁打で追加点。続く森の二塁への内野安打で二塁走者が判断よく生還し、この回2点を奪った。
投げてはその裏、2死満塁のピンチで古賀をリリーフした仲井が落ち着いた投球で後続を抑え、無失点でしのいだ。
8、9回にも加点してリードを5点に広げると、その後も仲井がひとりの走者も許さない完璧な投球で富島に反撃のチャンスを与えなかった。
下関国際 坂原秀尚監督
「(4安打と活躍した赤瀬)少ない左バッター、カギを握るのは左バッターだと試合前からミーティングしておりましたので、そのあたりしっかり打ってくれたかなと思っています。(4安打すべてがレフト方向への打球)バッターには低くて強い打球を打とうと言っていたので、打ち崩すというよりも、崩すと、いうイメージで打席に立つようにと指示してきましたが、よくやってくれたと思います。(6回裏2アウト満塁のピンチ、仲井にスイッチ)先発の古賀が今一つ調整が遅れてはいたんですが、なんとかあそこまで粘り強く投げてくれて、仲井には終盤7、8回ぐらいから、と準備はさせていたが、よくあそこはしっかりと対応してくれて、落ち着いて投球してくれたと思います。(仲井はそこから走者出さず)県大会準々決勝以降一番調子のいいピッチャーでしたので、自信を持って投げてくれたと思います」