金沢聡アナ 今月で50歳 「花咲かじいさん」目指します…仙台放送アナウンサーコラム

スポーツ報知
富松さんにインタビューした金沢アナ(左)

 価値のある年輪を重ねてきたかどうかは甚だ疑問ですが、今月で50歳になります。先月、一足先に人生の半世紀を迎えた親友から、それこそ価値のある言葉を贈ってもらいました。

 「一人で咲くよりもたくさんで咲いた方がいい。自分が咲いたなら、周りを咲かせられる優しい人になるといい」

 宮城県大崎市出身のバレーボール元日本代表の富松崇彰さんが今年38歳で現役を引退しました。東北高校時代は、エースとして春の高校バレーとインターハイを制し全国の頂点を極めました。東海大学卒業後はVリーグの東レアローズに入団し、相手のスパイクを止めるブロックの要“ミドルブロッカー”というポジションで開花。16シーズンで重ねてきたブロックの本数は日本記録の通算1087本(2位845本)、これまでの常識を塗り替える記録を打ち立てた、宮城が誇るまさにレジェンドです。

 一方、Vリーグで輝かしい成績を残しながらも日本代表ではオリンピックなどの大舞台に出場することはできませんでした。「バレーを辞めようと思うほど大きな挫折でしたが、その悔しさが成長のきっかけになりました」と引退後のインタビュー時にその当時のことを濃密に語ってくれました。

 偉大なブロッカーは挫折を乗り越え大輪の花を咲かせ一線を退き、今後はコーチの道を歩きます。古里の宮城はバレー大国といわれ、次の新たな種が芽吹く土壌はあります。後進の才能を開花させる指導者として帰ってきてくれることを個人的には願っています。

 さて、当の私はといえば自分が咲いたのかもどうか分からず枯れ木も山の賑(にぎ)わい的な存在ですが、この先『花咲かじいさん』を目指して優しく年輪を刻みたいと思っています。

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