【巨人】戸郷翔征、球宴で阪神・青柳から金言「援護を待つだけ。あとはずっと死ぬ気で投げる」

自身初の2ケタ、10勝目を挙げ、原辰徳監督(83)とタッチを交わす戸郷翔征(カメラ・相川 和寛)
自身初の2ケタ、10勝目を挙げ、原辰徳監督(83)とタッチを交わす戸郷翔征(カメラ・相川 和寛)

◆JERAセ・リーグ 中日1―2巨人(10日・バンテリンD)

 巨人・戸郷翔征投手(22)がついに10勝の壁を破った。中日戦で自身初の2ケタ勝利を目指した右腕は、8回138球の熱投で5安打1失点。自己最多の12三振を奪い今季3度目、通算では8度目の挑戦で、節目の数字に到達した。

 ライバルである虎のエースからの金言を力に変えた。戸郷は今季2年連続の球宴出場を果たし、今季すでに12勝を挙げている阪神・青柳に2ケタの壁を越えるにはどうしたらいいかと質問をぶつけていた。「バッターの援護を待つだけ。あとはずっと死ぬ気で投げるということを教えてもらった」と戸郷。「今日はそれができたんじゃないかと。青柳さん、ありがとうございます」。死ぬ気で投げた138球の力投の先に、待ちに待った勝利があった。(水上 智恵)

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