◆JERAセ・リーグ DeNA3―0阪神(10日・横浜)
阪神は今季19度目の完封負けを喫し、順位は3位に転落。中野、近本、大山ら主力が「特例2022」で抹消され、打線はDeNA先発・浜口に8回3安打無失点と抑えられるなど、貧打が目立った。11カードぶりの負け越しで、1か月ぶりの連敗に矢野監督は「そら苦しいよ。1、3、5番がいないんだから。試合をやる以上は粘るしかないんで」と頭をかかえた。ハマスタでは14年ぶりとなる5連敗だ。以下は一問一答。
―伊藤将は立ち上がりから自分の投球ができていた
「そうやね。リュウ(梅野)と2人で真っすぐで結構押していったのが中盤以降ね、うまく逆に変化球も使えたし。真っすぐもインサイドにしっかり投げて、割合的には真っすぐ多かった。そういうのが、これだけ戦ってくるといろんなデータも向こうもイメージもあるから、そこを崩していけた要因かなと思う」
―8回の山本の守備は前に出た結果
「中途半端にちょっとなっちゃったかなって。行くのかやめるのかっていうのがヤス(山本)の中でちょっと中途半端になったなっていう感じには思ったけどね」
―伊藤将が頑張っていただけに勝たせたかった
「もちろん」
―打線も近本が離脱する中、苦しいところもある
「そら苦しいよ。1番、3番、5番がいないんだから。そらもう、やりくりも大変だし。まあまあ試合をやる以上は粘るしかないんで」
―今後も左腕の先発が続くと思うが、陽川が好調
「メンバーも限られているんで、その中で調子のいいやつっていうのが出てきてくれないと。そういう中で陽川はそういう存在になりつつある。やっぱり打つっていうことで、陽川らしさっていうのが出る選手だと思うんで、そこは自分のためにも、チームのためにも打ってくれたらなと思うけどね」
―久々の連敗となったが、ここからズルズルいかないように
「まあ、どっちもあるよね。ここまで連敗せんできた選手たちもしっかりやってくれたなっていうのもあるし。それはピッチャーがね、よく頑張ってきてくれていたんで。まあ、試合は待ってくれないんで」
―佐藤輝も最後何とかしてやろうという気持ちも見えたと思うが空振り三振。ひとりにかかる期待も大きい
「ひとりにかかるもんじゃないよ。みんなでやるんだから。テル(佐藤輝)はテルのやることをやればいいし、別にテルがそんな重荷を背負うような、まだ立ち位置じゃないでしょう。そんなふうには俺は全然思っていないんで」