【仙ペン】日米ショータイム

スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ 中日1ー2巨人(10日・バンテリンドーム)

 大谷がベーブ・ルース以来の「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」を達成した。104年ぶりの快挙だ。文字通り「世紀の瞬間」です。

 104年前の1918年と言えば第1次世界大戦の終盤。さらにスペイン風邪が猛威を振るっていた。戦争とパンデミック。不思議なほど今の世相と似通っている。

 球界では夏の甲子園が中止になった。てっきり感染症のせいかと思ったら、これが米騒動の影響。104年前もインフレか。巡る巡るよ、時代は巡る…なんて口ずさんでどうする。

 ちなみに、この年に生まれたのがテッド・ウィリアムズ。ご存じ「最後の4割打者」である。今年も地球のどこかで、近未来の4割バッターが誕生しているのかもしれない。

 そんなわけで、翔は翔でも「翔征タイム」というのは無理があるか。大谷と同じ…いや、残念ながら時差の関係で一日違いにはなったけど、戸郷が悲願の10勝目を挙げた。王手をかけてから約1か月。難産の末だったのは二刀流同様です。

 8回2死満塁。グッときたのは小林の捕手力だ。明らかにギアを上げたというか、戸郷に愛のムチを入れた。後ろにそらせば即失点となるワンバウンドのフォークを体で止め、最後は力を振り絞らせるような149キロの真っすぐを要求。その勝負根性にシビレました。

 ただ惜しかったのはバットの方か。今季ここまで小林の安打は9本。もしもヒットが出ていれば、戸郷と2人で「2ケタ勝利&2ケタ安打」となり大谷に肩を並べる…ワケないか。とにかくグッジョブ!

 それにしても翔は翔でも中田翔。ホントに持っているのは、この人だった。巨人を救い、日本ハム時代のチームメートの歴史的偉業をも祝う…なんて思いながらスポーツ報知の紙面に目を落としたら「おおっ」と声が出てしまった。

 先日、亡くなった世界的ファッションデザイナーの三宅一生さん。4月22日生まれだったのか。中田と一緒だ。しかも同じ広島の出身でもある。

 そうか、決勝アーチは同郷の先輩にささげた…かどうかは分からない。確かなのは中田って存在自体がドラマだということ。まだまだ続きがあるのかな。

巨人

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