高木豊氏は大谷翔平の偉業に「どのような言葉で表現したらいいのか…」将来はヤンキースでのMVPに期待

スポーツ報知
先発して6回を無失点に抑え、ベーブルース以来となる104年ぶりの2けた勝利10勝&2けた本塁打25本を達成した大谷翔平(カメラ・泉 貫太)

◆米大リーグ エンゼルス5―1アスレチックス(9日・オークランド・オークランドコロシアム)

 どのような言葉で表現したらいいのか分からないくらいの快挙を、メジャーでやってのけた。それでもなお、余力を残しているように見えるのだから、末恐ろしさすら覚える。

 前回の対戦でも多投したスライダーの精度が低かった。狙われているとも感じたのだろう。この日はスプリットやカーブで勝負した。プロでも「この球種が悪かったらお手上げ」という投手が多い中で、自分の調子や相手の出方によって試合中に組み立てを自在に変えて、実際に抑えられる。160キロ超の直球の印象が強烈だから、変化球が多いと逃げているように映るかもしれないが違う。マウンド上での状況判断が的確で、余裕がある証しだ。

 3回に打球が左足を直撃後は、投球フォームのバランスを考えて投げるようになり、力みがほどよく抜けたのがよかった。打っては体を開かず、バットのヘッドを残して打つ技術の高さで25号。まるで10勝のごほうびにルースが打たせてくれたかのような当たりだったね。

 去就に注目が集まっているが、大谷にはヤンキースでプレーして世界一の称号を手にしてほしい。常に注目され重圧も並大抵ではないが、ルースゆかりの名門球団でMVPを獲得したら、神様を超えた伝説の主人公になるかもしれない。(スポーツ報知評論家・高木豊)

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