大谷翔平がベーブ・ルース以来104年ぶり「2桁勝利&2桁本塁打」達成 6回無失点&25号ソロ

スポーツ報知
7回無死、右越えに今季25号となるソロ本塁打を放つ大谷翔平。通算本塁打でイチローを超えた(カメラ・泉 貫太)

◆米大リーグ エンゼルス5―1アスレチックス(9日・オークランド=オークランドコロシアム)

 エンゼルス・大谷翔平投手(28)が9日(日本時間10日)、敵地・アスレチックス戦に「2番・投手、指名打者」でフル出場。6回4安打無失点、5奪三振の好投を見せて、自身メジャー5年目で初となる10勝目(7敗)を挙げ、1918年のベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の大記録を達成した。さらに自ら25号ソロも放つなど8回で代打を送られて途中交代したが4打数2安打1打点だった。

 粘投を見せた。1点リードの3回2死一、三塁では打球速度164キロの打球が左脚を直撃。しばらくは歩けないほどで足を引きずりながらベンチに戻った。それでも意地の続投。5回先頭の3打席目には全力疾走で内野安打ももぎ取り、追加点につなげた。6回にこの日初の3者凡退で抑えると、4点リードの7回先頭の4打席目に、右翼へ25号ソロ。イチロー氏を抜くメジャー通算118号で松井秀喜氏の175本に次ぐ日本人単独2位に浮上した。

 ついに二刀流の元祖が持つ大記録に並んだ。46本塁打を放った昨季は、9月3日に9勝目をつかんでリーチをかけていたが、その後3登板で白星をつかめず。今季は5月29日に10号を放つと、投げては6月9日のレッドソックス戦から6試合連続勝利。後半初戦の22日(同23日)の敵地・ブレーブス戦では7回途中6失点で5敗目を喫するなど3連敗で足踏みしていたが、2シーズン、“7度目の正直”でようやく「10勝はやっぱり節目として大事かなと思ってはいますし、プレーヤーとしては大きなことだと思う」と話していた大台に乗せた。

 海を渡ってからは、投手としての苦労が連続だった。1年目の18年は、右肘痛に悩まされて負傷者リスト(IL)入りも経験。10月にはトミー・ジョン手術を受けた。19年は同手術の影響で登板なし。完全復活を目指した20年は、コロナ禍にも見舞われて十分な調整が出来なかったこともあって、わずか2登板で1回2/3しか投げることが出来なかった。

 昨季は9勝を挙げたが、目立ったのは46本塁打を放ったバッティング。登板する試合も指名打者を解除して打順に入る“リアル二刀流”を解禁したことで、投打に好影響をもたらした。さらに今季は、“大谷ルール”ともいえる降板後にも指名打者で打順に残れる新ルールが採用されたことで、さらに大谷の二刀流の価値は高まった。

 チームはア・リーグ西地区4位に沈むが、2日(同3日)に期限を迎えたトレード市場でも移籍することはなく、少なくとも今季はエンゼルスで戦うことになった。「やることをやるしかないですし、どこにいても何をやるかはもちろん変わらない。もちろん今まで(エンゼルスに)お世話になったという所もありますし、ファンの人も好き」と話すエンゼルスで今季、どこまで白星を伸ばせるかに注目だ。 

野球

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×